戦後日本は食の欧米化が加速し、お米からパンへ、魚から肉へ、薄味から濃い味付け、化学調味料の使用が主流となり、さらにファーストフードが普及し、合成着色料や香料、甘味料、保存料といった食品添加物の入った菓子類、砂糖入りの炭酸飲料(ジュース)、インスタントラーメンなどが当たり前と言えるくらい身近なものとなりました。
さらにコンビニの普及や多種多様な飲食店の増加に伴い、飽食の時代とも言われ、過食による問題もあります。
その結果、栄養のバランスがくずれ、肥満や糖尿病などの生活習慣病も増加しており、低年齢の子供までも高血圧や肥満などの症状も見られるようになりました。
また癌や難病は増える一方であり、医療問題は深刻な状況となっています。
しかしその食の欧米化が日本の大きな問題になっているにも関わらず、
その欧米では食のあり方が見直されつつあり、そういった病気などが緩やかに下降し始めています。
そんな中、「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録され、注目を浴びていた日本食がさらに世界に広がりを見せています。
しかし不思議な事に、和食の発信国である日本ではまだまだ食の見直しの機運は低く、もっともっと日本こそが和食というものを考え直さなくてはなりません。
その和食に欠かす事の出来ない発酵食品。
それらは古くから伝えられ、食されてきた大切な栄養食です。
発酵食品は、食べ物を発酵させる事によってより熟した環境を作り、その食材が持っている栄養価を最大限にまで引き出してくれます。
それでいて、微生物の力を利用していますからその食材本来にはない機能や栄養素がさらに加わって、健康的な食品として食べる事ができるようになるのです。
チーズ、ヨーグルト、ワインやビールなどのお酒類など世界には数多くの発酵食品があります。
味噌に醤油、漬物に鰹節、パンだって発酵食品です。
そういった発酵食品でもっとも手軽で身近なものはなんでしょうか?
誰もが不思議とおいしさを感じる、お母さんのおにぎりです。
お母さんのおにぎりというのは一つの表現ですが、手でしっかりと握るおにぎりです。
小さい頃に食べたお手製のおにぎりは、できたてのおにぎりとは違うおいしさがあるというのを感じていた人も多いかと思います。
これは発酵によるものなのです。
素手で握ることで、ご飯のデンプンとまぶした塩と手の常在菌によって、発酵がはじまり、朝握ったおにぎりは、格別のおいしいおにぎりとなるのです。
その方が手も汚れないから手軽ですし、熱さも気にしなくていいのですが、発酵食品の大切さを考えると、手で握るおにぎりは大切なのです。
想いには力があります。
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『言霊の力』
愛情という想い。そして常在菌による微生物の働きによるおにぎりは、元気の源なのです。


