トランス脂肪酸「安全ではない」、米当局が全廃を指示 | 幸食ナビゲーター 渡辺 徹 officialブログ

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『食』とは「人を良くする」と書きます。食とはただ健康というだけでなく、食を正す事により
誰もが繁栄し、人生を謳歌する事が出来る可能性を秘めているのです。


トランス脂肪酸は、心筋梗塞や狭心症のリスクを増加させ、肥満を発症させやすく、アレルギー疾患を増加させ、胎児の体重減少、流産、死産を生じさせる可能性があること、母乳を通じた乳児へのトランス脂肪酸の移行が研究等で確認されている。

先進国に関しては、ほとんどの国・地域で毒物指定されています。

健康被害に対する危険性には枚挙にいとまがないトランス脂肪酸ですが、大手食品企業の利権が根強い日本ではいまだ危険性は軽視され、規制されません。


■ぬりもの・オイル系マーガリン、ピーナツバター、マヨネーズ、コーヒーのクリームなど

■お菓子系ケーキ、アイスクリーム、チョコレート菓子、クッキー、クラッカー、菓子パン、ポテトチップス、ドーナツなど

■インスタント・レトルト系カップ麺、インスタント麺、缶のスープ、シチューのルウ、カレーのルウなど

■ファーストフードやファミリーレストラン系チキンナゲット、フライドポテト、フライドチキン、パイなど

■冷凍食品系から揚げ、ケーキ、ピザ、魚のから揚げ、コロッケ、天ぷらなど

これらを見てわかるように、私たちが大好きな食べ物の多くにそれが使用されています。

そんな中、アメリカではこのような発表がありました。

米食品医薬品局(FDA)は16日、人工的に製造されるトランス脂肪酸について「一般的に安全とは認められない」との判断を示し、食品メーカーに対して3年以内に全廃するよう指示したと発表した。

全廃されるのはトランス脂肪酸の摂取源となる「部分水素添加油(PHO)」で、FDAに特例申請して許可されない限り、PHOを人間用の食品に使用することはできなくなる。

トランス脂肪酸を多く含む食品を摂取すると、血中の悪玉コレステロールが増え、体重増加や心疾患、記憶力の低下につながることが指摘されている。PHOは液体油脂に水素を添加して硬化させた物質で、ショートニングやマーガリンの原料として米国で1911年ごろから使われるようになった。

FDAは、PHOの全廃によって心疾患が減り、心臓発作による米国内の死者は年間数千人規模で減少すると推計している。

CNN.co.jp


これをアメリカに対する評価とする論調もあるようですが、むしろ政府が危険な食品に対する規制は当たり前です。

問題はこれらが今まで安心・安全のように使用されてきたという事です。

政府の規制を待っているよりも、自分たちの健康は自分たちで少しづつでも良いから心掛けて行かなければならない時代なのです。