阿蘇野焼きの黒き大地にキスミレ咲いた | とおりあめの花日記

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こちらは2019年春より2020年春までの過去記事ストックとなります。
申し訳ありませんが、更新はしておりません。
ご訪問、ありがとうございましたm(__)m

 

 

阿蘇の野に咲き乱れる花たちは、

昔ながらの草刈りや春の野焼きなど、人の介入があってこそのもので、

それが無ければ希少な花たちは芽吹き、その美しく可憐な姿を現し、みんなの心を癒すこともできません。

 

阿蘇の花野は、そうやって守られてきたのです。

 

 

そうして今年も野焼きがほぼ終わり、

早くに終わったところではキスミレが咲き始めました。

 

 

 

 

野焼きでは、どうしても茅の根元は燃え残ります。

そして、このキスミレ咲く黒き大地で、ザクザクと燃え残りの茅を踏みしめて歩くとき、

「春がきた」

と喜びがじわ~っと沸き起こります。

 

 

 

幸せなひととき

これから咲き誇る花野を待つ喜び

 

 

いつかいつか

遠く暮らすあなたも、この大地の春の息吹を感じていただけたら

 

 

この黒き熱を持った大地で待っていますから。

 

 

 

 

キスミレの花言葉・・・つつましい喜び