弁護団の河合弘之弁護士は結審後に大阪市内で記者会見し「原発はどんなに小さな危険も許されず、ミサイルが当たれば国を滅ぼす恐れがある。決して大げさな主張ではなく、数万年に一度の危険があれば止めなければならない」と訴えた。
なお、毎日新聞さんの記事を文字おこしさせていただきます。
稼働中の関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)が北朝鮮からミサイル攻撃を受けた場合の広域被害を訴え、大阪府高槻市の女性(82)が2基の運転差し止めを求めた仮処分の審尋が23日、大阪地裁(森純子裁判長)で結審した。女性側の弁護団によると、地裁は年度内に決定を出す方針を示した。
女性側は、政府がミサイル発射に備えて自衛隊の迎撃を可能とする破壊措置命令を常時発令しており、緊張状態にあると指摘。原発が攻撃されれば関西圏に影響をもたらす危険があるとして運転を止めるべきだと主張している。関電側は「具体的な危険は切迫していない」と申し立ての却下を求めている。