プラスねじが舐めて困った!そうならない為のドライバー選び その3 | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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ドライバー、普段工具を使わない方でも、多くの方が、一度や二度は使った事のある工具では無いでしょうか?
また、お仕事で毎日使われる方もいらっしゃれば、組み立家具とかにしか使わない・・・、などいろいろな方がいらっしゃいます。

初めてちょっといいドライバーを買おうとお考えの方に向けて、3回にわたりドライバーの選び方のポイントをお伝えして来ました、今回はその最後です。

第一回目は
プラスねじが舐めて困った!そうならない為のドライバー選び その1
でグリップについて紹介しました。

第2回目は
プラスネジが舐めて困った!そうならない為のドライバー選び その2
でドライバーの先端に付いて紹介しました。

3回目の最後は、シャンクと貫通か?非貫通か?に付いて紹介します。

ドライバーのシャンクをよく見ると、付け根が6角になったタイプがあります。



これは、ここにスパナやメガネレンチを掛けてられる様に6角になっているのです。
2回目の時に少し触れましたが、強く締まったネジを緩めたりする時にカムアウトと言って、ネジからドライバーの先端が押し出される力が発生します。

その為に、ドライバーは押す力7の回す力3の割合で回すと言われていますが、押す方に意識が行ってしまって、なかなか回せなかったり、もっと力を掛けたい場合などの時に、ここにスパナやメガネレンチを掛けて回すのです。



グリップを握って回すよりも、レンチを掛けて回した方が、より大きな力で回せますからね。(snap-onなどアメリカのメーカーのドライバーは6角部がインチサイズになっている事がありますのでご注意下さい)

また、ドライバーには貫通と非貫通とあります。
見分け方は、お尻が叩ける様に鉄のパーツが付いています。



貫通というのは、ドライバーのシャンクがお尻まで繋がっていて、固着したネジなどを緩めたりする時に叩いて衝撃を与えて緩めやすくしたりする為です。

日本では多くのメーカーからこの貫通タイプのドライバーがラインナップされています。



とても人気のあるタイプのドライバーですが、非貫通と比べると、少し重くなります。




今回のまとめ
ドライバーに力を掛けてしっかり回したいと思った事がある方は、根元に6角部が付いているドライバーを選ぶといいですね。
また、錆び付いたネジや、固着したネジを緩める事が多い方には貫通タイプのドライバーを、そこまでヘビーな使い方をされない方には、非貫通タイプのドライバーの方が軽くていいですね。


ドライバー選びの総まとめ

その1から
グリップは実際に使うときと同じ握り方でしっくりと握りやすいグリップを・・・

その2から
まずは、ネジのサイズに合った番手を選ぶことが前提で、さらに拘る方は、ネジにあった先端のドライバーで・・・

その3から
力を掛けたい時は根元に6角部の付いたドライバーを・・・
錆び付いた固着したネジを緩める事が多い方には貫通タイプを・・・
そうでない方には非貫通タイプのドライバーを・・・

そんな点を意識して選ばれるといいと思います。
僕のお店でも、ドライバーをお仕事でガンガン使う方、たま~にしか使わない方、いろいろな方がいらっしゃいます。
ガンガン使う方は、今まで使って来た経験から、それぞれの使い方やお気に入りのドライバーがあります。

でも、今回は初めてちょっといいドライバーを買おうと思っている方へ、色々と種類のあるドライバーの中からお気に入りとなるドライバー選びの参考になればと思い記事にしました。