トルクレンチでボルトを緩めないで下さい！

あなただけではありません！
トルクレンチでボルトを緩めているのは・・・。


えっ？
「トルクレンチでボルトを緩めるだって！」
と驚いた方、今日の記事は全く関係ありませんのでお読み頂かなくて結構です。






あっ、
まだ、お読み頂いているというとは、身に覚えがありますね？

トルクレンチ、長くてスピンナーハンドルみたいですよね。
力も入りそうですよね。

ヘッドもラチェット機構が付いていて、右にも左にも回せるじゃん！

当然、ラチェットの様に締めたり緩めたり出来ると思いますよね。


でも、ダメなんです！


トルクレンチは、設定した一定のトルクでボルトを締め付ける測定工具なのです。
測定器の一つです！

だから力を入れてボルトを緩めたりする工具ではないんです。
以前、「トルクレンチの構造と仕組み」を紹介した記事がありますので、よかったらご覧下さい。
構造が分かると思います。

ハンドルの中は、ボルトを一定のトルクで締め付ける為の特別な構造になっています。
何度も言いますが、スピンナーハンドの様に荒い使い方をする工具ではないんです。

それに、トルクレンチ高かったでしょ、なのにそんな使い方するなんて・・・。
壊してはもったいないですよ。

大事に保管して使う工具です。
今すぐ、トルクレンチを緩める作業に使うのをやめて下さい。

もし、そんな使い方をして精度が心配な方、ちょっと先ですが8月２日と３日にHAZETさんがトルクレンチチェッカーを持って来てくれるのでよかったら、トルクレンチをお持ち下さい、無料でトルクチェックさせて頂きますよ！