最近、じわじわと人気が出てよく売れてます。
Ko-kenのZ-EAL
Ko-kenさんが国内のオートモーティブユーザー向けに開発したシリーズですが、さすがはKo-kenという拘りがいっぱい詰まっています。
今日は、その中でもラチェットの構造を紹介します。
Z-EALのラチェットの中の構造ですが・・・
こんな感じになっています。
一般的にこの様な爪の場合は、ドライブギアにクローギアを押し当てる為に、下からスプリングで押し上げる構造になっているのですが、それだと空転トルクが重くなるんです。
このZ-EALの場合・・・
Ko-kenのZ-EALのラチェット。そのギアの動きです。#koken #ラチェット https://t.co/6dFAFnVs5s
— 工具屋てっちゃん★澤山哲也 (@fgsawayama) 2014, 6月 2
こんな感じの動きになるんです。
クローギアに黄色の矢印方向へと負荷がかかると、赤色のやじるの3点がボディー側に当たりボディーが支えにもなるのです。
ここでギアがお世辞にも細かくない。。。
と、お気づきになると思いますが、36枚ギアです。
世の中の流れは細かい多ギアになっているのに
なぜ、Ko-kenさんが72枚とかの多ギアにしなかったかというと、ここが素晴らしいんです。
もし多ギアにすると、構造上の問題で切り替えが逆になってしまうのです。
切り替えが逆になると、締める方向かとおもったら緩んでしまったりする訳です・・・
すると、今までKo-kenのラチェットに慣れ親しんだお客様は戸惑ってしまいますよね。
だから、多ギアを断念し、切り替え方向は今まで通りにし、36枚ギアで空転トルクを軽く、ヘッドをコンパクトにしたのです。
ここでギアがお世辞にも細かくない。。。
と、お気づきになると思いますが、36枚ギアです。
世の中の流れは細かい多ギアになっているのに
なぜ、Ko-kenさんが72枚とかの多ギアにしなかったかというと、ここが素晴らしいんです。
もし多ギアにすると、構造上の問題で切り替えが逆になってしまうのです。
切り替えが逆になると、締める方向かとおもったら緩んでしまったりする訳です・・・
すると、今までKo-kenのラチェットに慣れ親しんだお客様は戸惑ってしまいますよね。
だから、多ギアを断念し、切り替え方向は今まで通りにし、36枚ギアで空転トルクを軽く、ヘッドをコンパクトにしたのです。
その空転トルクの軽さから、『これ72枚ギアですか?』と勘違いされるお客様もいらっしゃるくらいなんですよ。
ライバル他社を見るのではなく、しっかりとお客様を見ている姿勢が素晴らしいと思います。
だから、根強いko-kenファンがいるんですよね。