本日2回目のブログです。
いい工具は、長く使えます。
king of toolと言われる、SNAP-ONは、かなり古いモデルまで、ラチェットのリペアーパーツがあります。
だから、修理して長く使えるんです。
使い捨て文化のせいなのか?効率重視からなのか?
日本のメーカーは、生産が終わると、部品もしばらくするとなくなってしまう。
「新しいのを買って下さい」
ということです。
古いものを大切に長く使うという文化がないからなんでしょうね。
工具は、大事に使えば、長く使えるのに・・・。
そこへ行くとSNAP-ONは、結構古いモデルのリペアパーツがあるし、そのリペアパーツも、組みやすく進化していたりします。
例えば、
この部品ですが、写真左は、古いタイプのラチェットに使われている部品です
当初のモデルに、最初から付いているのは、写真の様に、ボールとスプリングが分かれています。
これだと、ボールがどこかに飛んでいったり、組むのにとても苦労します。
しかし、その古いモデル用として、現在発売されているリペアパーツのスプリングは、
写真右の様に一体式になっています。
これだと、とても組みやすくて助かります。
しかも、ラチェットの心臓部でもある、ギアなどのリペアパーツのセットが2,000円以下なんです。
新品のラチェットは、1万も2万もするんですよ。
なのに、修理用の部品はとても安い。
僕、思うんです。
メーカーさんは、自分たちが作った工具(製品)が長く使えるのって、とても名誉なことだと思う、
なのに、古いのは、もうダメだから、部品がないから、修理できません。新しいの買って下さい。って
どうなんだろう?
「我が社の製品は、100年以上使えます!」って
ものづくりの誇りって、そういうところにあるんだと思うけどな~。
僕のお店でも、プライベートブランドがあります、
正直、修理できないものもあります。自社で工場を持っているわけはなく、工具メーカーに依頼して作っているから、無理な事もあります。
でも、出来る所は、なるべく修理して長く使えるようにしたい。
だって、工具は長く使えば使うほど、思い出が染み込んでいくものだし、他人にはわからない愛着もあるはずです。
そんな、大事な工具を捨てて新しいの買って下さい、って、どうなんだろう?