エアーがキレイでないといけない訳、エアーツールオイルを入れないといけない訳 | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

工具は、使いやすさや機能を追求した芸術品!そんな大好きな工具のことから 日々の出来事や感じた事を書いてます!!

本日2回目のブログです。



これ、何か分かりますか?


★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!
デモ機なのでちょっと錆びていますが・・・

これは、エアーツールを動かす動力源になる、エアーモーターの中身です。。

普通の方は、あまり見たことないとおもうので、これがどんな働きをするのか説明しながら、エアーがキレイでないといけない訳と、エアーツールオイルを入れないといけない訳を説明しますね。


★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!
白色の樹脂製の羽根が何枚かあります


この白い樹脂の羽根が、ミゾから飛び出してエアーを受けて回転し、エアーツールを動かします。


この樹脂の羽根が、早く飛び出すことによって、力の上がりが早くなります。

だから、この羽根の動きはスムースな方がエアーツールの能力を発揮します。


エアーが汚れていたり、エアーにドレン(水)が混じっていると、この羽根が入っている溝に入って、羽根の動きを鈍らせ、エアーが入っても、羽根が飛び出さずに、回転しなくなったりします。

「フゥ~、フゥ~」って言うけど動かないのは、それらが原因で、この羽根が固着している可能性が高いです。

(その場合は修理に出してください)


コンプレッサーにフルターを付けたりするのは、エアーをキレイにして、このような原因での故障からエアーツールを守る為なんです。


また、エアーツールオイルは、この羽根に付いた汚れを取るクリーニングや動きを良くする意味で使います。

違うオイルを入れたり、オイルを入れすぎると動きを鈍らせ、故障の原因にもなりますので注意して下さい。


エアーツールオイルを入れないのは、もっとダメです!

★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!
エアーモーターが装着された状態です

下の方に、白色の羽根が3枚出ていますよね。

この様に羽根が飛び出して、これでエアーを受けているのです。


この羽根が出たり入ったりしているんですね。

この羽根の動きがスムースでないとエアーツールの動きが悪くなるんです。



キレイなエアーを使ったほうがイイ

エアーツールオイルはまめに入れましょう


というのは、この様にエアーモーターの動きを良くする為と、故障から守る為なんです。

今日紹介したのは、エアーインパクトのエアーモーターですが、エアーインパクトに限らず、エアーラチェットやエアーツール全般に言えることです。


エアーツールオイルの入れ方はこちらを参考にして下さい。