オフセットのことから振り角と12角のお話 | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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本日2回目のブログです。



今日は、昨日の記事HAZETのちょっと変わったメガネ のつづきで、メガネ部のオフセットについての記事です。


オフセットとは、傾きの事で、例えば、右に15°傾いているものをひっくり返すと、今度は、左に15°傾きますよね、


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だから、15°オフセットしている工具の裏表を使うことで、30°の振り角で、ボルトを回す事が出来るのです。



ここで、振り角のことを少し説明します。


ボルトの頭は、主に6角の形状をしています。

この6角の物を回そうとすると、360°割る6で、60°回さないと次の面が現れません。

という事は、6角のボルトを回すのには60°の振り角のスペースが必要になるのです。


ボルトをぎゅ~っと回して、次にレンチをかけようとした時に60°以上回さないと、次の6角にレンチがかからないということです。


15°オフセットのスパナの裏表を使うと狭いところでも30°の振り角のスペースがあれば回せるという事です。


ここまで、分かりますでしょうか?


ボルトが6角ではなく、12角なら360°割る12で、振り角は30°あればよいのです。

ところが、12角のボルトというのは、なかなかありません、だから工具の方を12角にしています。

ソケットでもありますし、メガネレンチも12角になっていますよね。


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ここから30°回せば次の6角にかかります


振り角を小さくして、ボルトにかかりやすくして、作業性を良くする為なのです。


作業スペースが狭くなっている環境が多いので、いかに振り角を小さくして作業性を良くするかが大事なのです。



ここまでが振り角と12角のお話、ここからが今日の本題。


なのですが、ここからも長くなるので、次回にしましょうか?


と言うことで次回に続く・・・。