ドライバーのシャンクって、丸と6角があるけど? | ★工具屋てっちゃんの工具ブログ!

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今日は、ドライバーのお話です。



まずは、こちらの画像を見てください。


★工具屋てっちゃんのこれでいいのだ!


メーカーは違いますが、

普通に、よく使うプラスの2番のドライバーです。


軸のところをアップしてみましょう。

軸の形状は、普段あまり気にしないと思いますが、よく見ると違うんですよ。


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よく見ると丸軸と6角軸になっています。


気にしたことありますか?

普通は、そんなに気にはしませんよね、でもそれぞれ理由があるのです。



6角軸は、トーション(ねじれ)が、かかりにくくする為に、6角になっています。

ねじれないと、グリップでかけた力が、先端まで途中でロスすることなく伝わるのです。


逆に、あえて丸軸にして、トーションがかかる様にし、力が弱まるようにしている場合もあるのです。

力を入れすぎて、先端を破損してしまったり、締め過ぎてしまうからです。


でも、先端の破損って、どのくらいのトルクでドライバーは壊れるのでしょうか?

以前、本部でドライバーの破壊試験をした事があります

もちろん、SNAP-ON・ネプロス・PB・WERAなどの上質工具のドライバーです。

殆どのドライバーが約20Nm(2kgf・m)の力で破損しました。


ドライバーに20Nmの力をかけるのは、とても大変なことなので、上質工具のドライバーならそう、簡単には破損しませんが


ついつい力を入れすぎてしまう方は、丸軸を

力を入れたい人は、6角軸を使うといいと思います。