今日は、ドライバーのお話です。
まずは、こちらの画像を見てください。
メーカーは違いますが、
普通に、よく使うプラスの2番のドライバーです。
軸のところをアップしてみましょう。
軸の形状は、普段あまり気にしないと思いますが、よく見ると違うんですよ。
よく見ると丸軸と6角軸になっています。
気にしたことありますか?
普通は、そんなに気にはしませんよね、でもそれぞれ理由があるのです。
6角軸は、トーション(ねじれ)が、かかりにくくする為に、6角になっています。
ねじれないと、グリップでかけた力が、先端まで途中でロスすることなく伝わるのです。
逆に、あえて丸軸にして、トーションがかかる様にし、力が弱まるようにしている場合もあるのです。
力を入れすぎて、先端を破損してしまったり、締め過ぎてしまうからです。
でも、先端の破損って、どのくらいのトルクでドライバーは壊れるのでしょうか?
以前、本部でドライバーの破壊試験をした事があります
もちろん、SNAP-ON・ネプロス・PB・WERAなどの上質工具のドライバーです。
殆どのドライバーが約20Nm(2kgf・m)の力で破損しました。
ドライバーに20Nmの力をかけるのは、とても大変なことなので、上質工具のドライバーならそう、簡単には破損しませんが
ついつい力を入れすぎてしまう方は、丸軸を
力を入れたい人は、6角軸を使うといいと思います。