風見鶏の館 黒猫のポーナと道化師の歌

 

道化師の詩

 

屋根のない空の下

風の日もあれば雨の日もあります

けれどそのうちにかならず

晴れわたる日の光がやさしい眼差しで

私を照らしてくれるのです

もし夢があるのならば虹の向こうに行けるのです

自由の翼をこころに秘めて

手放さなければ飛べるはず

そして私はここでいるのです

絵を描く道化師として

 

詩:大野(おおの)登子(のりこ)

 

風見鶏の館 黒猫のポーナ

風の吹くまま気の向くままに風見鶏の屋根の上の黒猫のポーナ

「時々、風見鶏と犬の絵はないのですか?」と聞かれますので

「犬は屋根には登れないので」とお答えいたします。「なるほどね」

納得といった感じで笑っていただいております。

 TOOKO ©Noriko Ohno

絵:大野(おおの)登子(のりこ)

 

道化師の詩に籠めた私の心情

 

 北野の屋根のない空の下で絵を描いていると

いつも天候に恵まれ心地良いわけにはいかず

雨に打たれることも風に吹かれることも

暑い日もあれば寒い日もあります

けれど止まない雨はなく

晴れ渡る虹に出遭うことも

また、暖かい眼差しで応援してくださる人々がおられ

励まされながら道なき道を不器用に迷いながら歩んでおります。

そして、5年前のことです、自由の翼を握りしめ手放すことなく

 フランスへ飛び立ちました。

パリから南フランス、アビニョン、アルル、

一カ月ほどの放浪の旅でした。地球は歩けるんだと実感しました

そして翌年、また、フランスへ放浪の旅へ

パリから南フランス、アビニョンそして北の港町、シエルブールまで

フランスは、懐の深い国でした。

二度の旅で手にしたものは友情でした。

フランス語も英語もろくに話すことのできない

異邦人の私をいつも助けてくれる人達に出逢うと

そして再会すればハグして迎えてくれます。

そして、ここ神戸の北野でも皆様の

暖かいご支援に支えられながら私はここに佇んでいるのです。

ここ神戸の北野は①「きっと誰もが同じ川のほとりを歩く」者達の集う場所です。

そして①「きっと誰もが笑いながら話せる」場所です。

そして私は②木偶の坊③『Catcher in the rye

絵を描く道化師でありたいのです。

 

①さだまさしの詩「道化師のソネット」

   ②宮沢賢治の詩「雨にも負けず」

   ③サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』

 

PS・・・グローバルな時代に国境も異邦人と言う言葉も必要ないのかもしれませんが

私がフランスでバックパッカ―的に放浪旅行した折りに感じた

素直な感想です。