酷い悪夢を見て目が覚めた
夢の中でもあんな感じなのか
じゃあ「現実」と呼んでいる
目覚めて見るこの世界は何なんだ?
早朝のバスに揺られながら
昨日とかすかに違うだけの景色を眺めながら
中途半端な離人感に苛まれながら
気が付いた
この世界も「夢」じゃないか!
人は死ぬと自我を持ったまま
魂の旅へ出るらしい
空へ高くふわりと昇るように
自殺でも他殺でも関係ないらしい
だったら私はあの時
本当に死んでも大丈夫だったんだ
なのに死ななかった選択は
この微妙な連続夢の中で生きるためだったのか
過去は良いことも悪いことも
全てトラウマとなり
並行世界の夢で嫌でも味わい深くなる
どうやら並行世界のあまたの「私」達も
あまり幸せではないらしい
幾千の世界の中でも幸せを掴めないのなら
メインで生きているこの「現実」が
いまいちなのも頷ける
自殺をすると無限地獄に落ちるという
古い教えから解放された今
改めて
私は何のためにこの世界にいるのかと思う
この世界の私が死んでも
別の並行世界の私達は生き続けるのだろうし
私はその「私」達に
もう全て委ねていい……
・・・・・・・・・・・・・・・・
どうにも疲れて。
「現実」と「連続夢」の違いって
何かあるのかな。