プルサーマル発電の試運転中の四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町、加圧水型、89万キロワット)で5日、発電のタービンから出た水蒸気の水分を除いたり蒸気を加熱する加熱器に付属する配管内で微量の蒸気が漏れているのが見つかった。愛媛県が同日発表した。蒸気に放射能は含まれておらず、弁を増し締めすると蒸気漏れは止まった。放射能漏れはなく、プルサーマルの日程に影響はないという。

 加熱器は、タービンから出た水蒸気の水分を除去し、別のタービンを回すために蒸気をさらに加熱する湿分分離加熱器。この加熱器から高温の水が流れる配管内で蒸気などを止める弁の先にあるタンク付近で5日午前4時45分ごろ、漏れだしたとみられる水蒸気があるのを作業員が発見した。配管の弁を増し締めしたところ、8時間後に漏れが止まった。弁にほこりがはさまるなどの原因で、きちんと閉まっていなかったと考えられるという。【柳楽未来】

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