<警官発砲>突進の車は「盗難品」 名古屋・中区(毎日新聞)

 名古屋市中区で16日夜、仲間を逮捕した警官に乗用車で突っ込んだ男に愛知県警中署地域課巡査部長(31)が発砲した事件で、撃たれた男が乗っていた白い乗用車は盗難車でナンバープレートを付け替えられていたことが県警の調べで分かった。男らが現場で別の車のナンバーを付け替えていたことなどから、県警中署は窃盗グループとみて追及する。

 この事件で、公務執行妨害容疑で逮捕された男は住所不詳、名古屋市出身の無職、佐々木勝規容疑者(34)。容疑は同午後9時55分ごろ、職務質問した警官に抵抗したとしている。中署によると、佐々木容疑者は黒色乗用車のナンバープレートを交換していたといい、調べに黙秘している。

 一方、撃たれた男が乗っていた白い乗用車は約1時間後、約1キロ離れた同市東区東桜の路上で見つかった。男は近くの病院に運び込まれ、右肩を撃たれ大けがをしていたが命に別条はないという。同署は回復を待ち、警官への殺人未遂容疑などで逮捕する方針。病院には別の男が付き添い、黒色ワンボックス車で姿を消したといい、同署が行方を追っている。

 発砲の現場は、名古屋市の繁華街「錦三(きんさん)」から約1.2キロ東南の住宅街。近所の男性(72)は、「パンという音が聞こえ、花火と思って外を見たら大騒ぎだった」と話した。近くのコンビニエンスストアの女性店員(62)は「『警官が発砲して、車が一方通行の道路を逆走して逃げた』とお客さんが飛び込んできた。店に入ってきたらと思うと怖い」とおびえた様子だった。【中村かさね、福島祥】

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