AAAの15周年記念ライブツアーが1年越しに開催され、活動休止中の彼らが最後に揃う姿を見届けてきました。
この2年間、5人の姿を見ることがほとんど叶わなかったから、5人が揃うというだけでなんだかソワソワしてしまう感覚と共に、このツアーが終わればいよいよしばらくAAAを見ることが出来なくなるという寂しさも携えての開幕となりました。
でもいざツアーが始まってみたら、そこにいるのはあまりにもいつものAAAで。
いや、いつものAAA過ぎてwww
セトリは、まさに15周年ライブ!という感じ。新旧のライブ定番曲、ちょっと珍しい影の人気曲、5人で歌われることはもうないと思っていた大好きな曲、15年の集大成と言える楽曲がめいっぱい詰め込まれていました。
MCはコンパクトながら、全員が同時に喋り全員が別の方向にふざける、という、AAA名物クロストークは健在www
あまりにもいつも通りに始まり、いつも通りに去っていくその姿に、ツアーの前半は特にライブ後の「楽しかった!」という充実感ばかりあって、しばらくAAAに会えなくなるという実感がどうしてももてなかった。
徐々に終幕の気配を感じてきたのは、東京ドーム3DAYSが終わった後、東京が見納めだった方々のツイートが多く流れはじめた時でした。
いよいよツアーも後半に差し掛かり、私もしっかり覚悟して、ちゃんと実感もたなきゃ!と、思いつつも、オーラスの前の福岡公演でも相変わらずいつものAAAで、やっぱり公演中は実感がもてなくて。
もしやこのままオーラスも「みんなまたねー!」って明るく去っていって、最後の最後まで実感もてないまま終わるパターン?ってちょっと心配していたくらいです。
そんな中で迎えた、札幌ドームでのオーラス公演。まさかまさか、あんな状態になるだなんて自分でも予想できかった。
こんなに泣いたライブは、これまではもちろん、これからもきっと無いんじゃないかというほど、終始大号泣でした。
札幌ドームという場所は、どんなアーティストでも埋めることが厳しく、そもそも開催できるアーティスト自体がとても少ない、ライブ不毛の地。
前日までに出ていたリセールの数を見ても、これ上の方人ほとんど入らないのでは?と思ってた。
でも実際に会場に入ってみると、若干の空席はあるもののスタンド上の列までびっしり人が入っていて。
始まる前のその光景だけで一気に感慨がこみあげてきました。
そしてついにはじまったファイナルライブ。
ペンライトの5色の光で埋め尽くされた札幌ドーム、そのステージから光に包まれながら現れた5人のシルエット、そして大画面いっぱいに映った5人の姿、、、、
その全てに、感動、喜び、悲しみ、寂しさ、あらゆる感情が込み上げてきてしまって、1曲目のOne Night Animalから、声が出そうになるくらい号泣。
まさかこの曲でこんなに泣かされる日が来るとは、まるで思っていなかったよ😭
そのあとは、なんとか涙を堪えながらも、1曲終わる度に、「ああもうこの曲が終わってしまった。まだまだこの時間が続いて欲しいのに」って、ずっと考えていた。
迫る終演へのカウントダウンが苦しくて、でもしっかり観て、記憶に焼き付けたくて。
最初のMCで、西島さんがAAAとして札幌ドームに立てた喜びを言葉にしてくれたことも嬉しかったな。
メンバーは最初みんな気丈に振舞っていたけれど、やはり終盤になるにつれて感極まっている様子が伝わってきました。
私が最初に西島さんが泣くの堪えてる?って感じたのは、Miss youの最後の方。表情がいつもより苦しそうな気がして。
恋音と雨空も、なんだかいつも以上に熱のこもったパフォーマンスに見えて、鬼気迫る迫力みたいなものを感じました。
そのあとのEighth Wonderから始まるパートは、ひたすらかっこいいAAAを堪能させてくれました。特にNext Stageはやはり圧巻!ラップパートから日高くんを先頭に踊りながら花道を歩く、あのあまりにもかっこいい演出。ファンがもれなく大好きなGSライブのネクステが、時を経て再現されるエモさ。
やっぱりAAAって最高にかっこいい!って心の底から思って、また泣けて。
そして本編ラスト曲である、さよならの前に。與さんが、自分のパートで涙に詰まり完全に歌えなくなり、それに引きずられ宇野様も泣いてしまった時は、さすがにもう会場中が堪えきれず。
あんなの泣くしか無いじゃない😭😭
2番のセンステから花道通ってメインに戻る時も、與さんと宇野様は自分のパートを歌えず。その隣で微笑みながら、與さんの頬をつついて「真司郎ありがとう」って微笑んだり、宇野様の肩を抱いて最後頭ポンポンしたりする西島さんの姿に、さらに号泣。
いつも日高くんが秀太くんのお尻を揉みしだく場面も(何度も見てまるで常識のように感じてるけど、よくよく考えたら曲中にメンバーがメンバーのケツ揉んでるのをファンに披露しながら歩くっておかしいよねwww)日高くんが真顔(涙をこらえてるように見えた)で秀太くんを見つめてほっぺにチューして走り去り、秀太くんはフォーー!!って声上げてめっちゃ笑顔で。誰かが泣いている時ほど、明るく盛り上げてくれる秀太くんの優しさが本当にステキな場面でした。
とにかく会場中大号泣のまま本編を終えてステージからはけたAAAさん。
このあとアンコールのあとに、爆笑MC(←)が待ってるのに、この空気大丈夫?って思わず心配してしまったよ(笑)
アンコールで再びステージに戻ってきた時、與さんと宇野様は明らかに泣いた後の顔をしていたけれど、なんとか通常モードにもどそうと頑張って明るく話してる姿が何とも健気🥺
とはいえ、MCのいつものノリは何ら変わることなく。
クリスマスソングといえば?というトークでアカペラでさらっとで歌ってくれるクリスマスソングがめちゃくちゃ良くて、贅沢だなーと思ったり。
イブの夜の札幌で西島さんが遭遇したカップルの再現とか、ホテルでUberEATS頼むカップルの小芝居とかやるんだけど、何故か宇野様が西島さん役をやったり、秀太くんが鴨のコンフィ役()をやったりと、相変わらずのカオスを見せてくれました🤣
今ツアー恒例、PARTY IT UPの嘘の曲振りでは「カバー曲です。さっきのクリスマスソングの中から1曲歌います。どうしても歌いたいってことでね、昨日メンバーからそれぞれLINEもらって。今日急遽リハーサルもしてね」と、息を吐くように嘘をつく秀太くん面白すぎなのよwww
そんないつも通りのMCの後は、終幕に向けてのラストスパート。
リリマリやWinter lander!!と楽しい曲が続くのだけど、楽しい曲であればある程に、何故かとても寂しくて涙が溢れてくる。
そして迎えた、本当に最後の曲、WAY OF GLORY。
ムビステでバクステ前まで来た5人が、日高くんの「15年と1年、本当にありがとうございました!」という言葉で深くお辞儀したあと、そのままステージがバックしてメインステージに戻っていくところで、私の涙はいよいよ本当に止まらなってしまいました。
與さんと宇野様は再び泣いているし、西島さんと日高くんは口をきゅっとひきしめて、涙を耐えているような表情。でも目は潤んでいたと思う。秀太くんは本当に優しい笑顔で会場を見渡していて。
最後、西島さんが涙を目にためながら、「15年と1年、AAAを愛してくれてありがとうございました!関わってくれている全てのスタッフ、今日来てくれている皆さん、そして今どこかで応援してくれている日本中 世界中の皆さん、本当に本当にありがとうございました!」と挨拶。
この時の西島さんの声は、とても力強いがなり声&早口で、本当に感情が昂っていることが伝わりました。
もう前向けないくらい号泣していた宇野様の肩をぐいっと抱き寄せて、同じく号泣している客席に向かって「終わりじゃねーからな!笑え!!」って微笑んだ秀太くん、死ぬほどかっこよかったなあ。
何度も「ありがとう」を言って、大きく手を振って、5人はステージから去りました。
私は、エンドロールの虹を聴きながら、今まさに終わってしまった寂しさを感じてさらに泣いて。
あんなに「実感わかない」と思っていたのが嘘のように、休止の事実が寂しさとして襲いかかってきた時間でした。
自分でも信じられないくらいたくさん泣いたけど、そうやって最終的に実感させてくれて本当に良かったと思ってる。何も実感ないままだったら、AAAに対する気持ちが消化しきれなくなっていただろうから。イヤというほど実感して、めちゃくちゃ泣いて。それでちゃんと全部吐き出して、くすぶった思いを残さずこのツアーを見納められた気がしています。
数日経った今、まだあの日のAAAを思うだけで涙が溢れてきます。
でも、思い出して泣くことよりも、あの日の記憶が日々薄れていくことの方が怖くて。
人の記憶は有限だし、時が経てばどうしても薄れていくものだけど、あの特別すぎた空気と、その時の自分の感情は、永遠に忘れたくないな。
私がAAAというグループを追いかけるようになったのは2012年のことでした。
その年の5月、たまたま観た映画「愛のむきだし 」で西島さんに落ち、当時のオタクの3種の神器「ネット検索」「YouTube」「ファンの方のブログ」を漁る日々。数週間後にはすっかり立派なAAAファンに成長していました。
ハマったらとことん、生粋のオタク気質だけど、リアルでそれを吐き出せる場所はなくて。どうしてもこの思いを叫びたいという気持ちと、元々別界隈のブロガーやっていて、オタク=ブログな文化育ちだったこともあり、すぐこのブログを始めました。
それから実に、9年間の月日が経とうとしています。
この場所をきっかけに、思いを共有できる多くのお友達と繋がることができ、その繋がりは、Twitterをメインの場所に移してさらに広く深く拡がっていきました。
今では、AAAを通してできたかけがえのない大切な友達が全国にいます。ライブに一緒に参戦したり、現地で会ってお話しするのはもちろん、AAAと関係のないところでも会って、ご飯食べてお酒飲んで。
その全ての時間が、私にとってかけがえのない時であり、生活ひいては人生の大切な一部になっています。
休止が発表されたときの西島さんのコメントに、2016年4月頃から休止に向けての具体的な話し合いが始まったとありましたが、私がAAAの活動に言葉にしにくい微妙な「違和感」みたいなものを感じ始めたのも丁度その頃だった気がします。グループにどこか歯車がかみ合っていないような印象を覚えていたことに加え、それぞれのソロの活動が徐々に活発化している状況を見て、「ああ、そういうつもりだんだろうな」ってずっと思ってた。
そしてその間にも、あまりにも様々なことが、様々な変化があり過ぎました。
心のどこかで、15周年過ぎたら、、、、という予感もはっきりあったし、正直覚悟もしていた。だから活動休止が発表された時は、ショックではあったけど驚きはせず、納得もしています。むしろ「解散」ではなく「休止」であることに驚いたくらい。
一概にただ楽しい数年間だったとはどうしても言えないし、ショックを受けたり、憤ったり、モヤモヤしたり、苦々しい気持ちになったこともたくさんあるけれど。
それでも彼らを好きじゃなくなる瞬間は、たったの一度も無かったな。
7人の時も、6人の時も、そして5人の時も、いつだってその時が1番大好きだったよ。
「今日でひとつの歴史が終わります」
オーラスでの日高くんの言葉の通り、1度AAAの幕は閉じ、私にとっても1つの時代が終わりを迎えたんだと今感じています。
私にとってAAAは、ただ大好きなアーティストであるという範囲を大きく超えた、あまりにも特別で大きな存在だから。今はまだ当分喪失感から抜け出せそうにありません。
でも、ちゃんと幕を下ろしてくれて、その姿を見届けさせてくれたから。こっちもちゃんと見送らなきゃいけませんね。
デビュー当時10代で、まだまだ若く、それぞれに才能豊かな人達が、各々の夢や野望もあった中、15年も同じ時を過ごしてAAAという存在を紡ぎ続けてくれたこと。
壊れそうになる出来事が何度あっても、なんとか壊さないようにと踏ん張って、耐えて、守り続けてくれたこと。
そうやって、ずっとファンのためにAAAでいる努力をし続けてくれたこと。
たくさんの素晴らしい楽曲とパフォーマンスを通して魅了させ続けてくれて、AAAをずっと好きでいさせてくれて、本当にありがとう。そしてお疲れ様でした。
30代半ば。これからは、何にも遠慮することなく好きなことを思う存分やってね。
それぞれの人生における生きがいを見つけ、自分自身を大切にして、ずっとずっと幸せでいて欲しいです。
それを願って応援することが、今までたくさんの愛をもらい続けた私がAAAにできる、些細だけど唯一の恩返しだと思ってます。
その先に、またいつか、AAAに会える日が来たらいいな。
2022年、すでに自分の道を歩き出している5人と、AAAのファンの皆さんがみんな幸せでありますように。