お金がない時の昼は新宿西口ションベン横丁
いや、思い出横丁にある、かめやのうどんに世話になる
いつものおじさんが、何します?
と、必ず聞いてくる
伏目がちに
かき揚げ…天ぷらうどん
ここに通い始めてかれこれ何年だろ
10年?
10~年っ?!
あまりに遠くてわからないな
まあ、これしか食べない
夏のカンカン照りの日でも
カウンターの中では、兄さんが天ぷらを揚げている
その揚げたてを(てんぷら)乗せてくれーいって
いつも言いたいのだが言えない
しかし、このおじさんの時だけは、
黙って揚げたてを乗せてくれる
それに気が付いた時は、常連の俺だけかなって
見ていたら、みんなにそうしていた
なあんや
しかし、超うれしい(感謝)
ズルズルと食べ終わった
そのまま店を出たいのだが、
みな客はそれぞれにごちそう様を言う
普通に
正直、わしは苦手
でも、言うことにしている
そりゃね、もう立派な大人だから
ごちそう様でした 小声で
いつも、おおきに
いつも言うな
なんでそこだけ関西やねん
しかし、関西弁には聴こえない
新宿のおおきに
典型的な関東の濃いダシ
関西の人が見たら醤油?ってくらい
だが、まいう〜だ
腹もいっぱいに満たされた〜
おかめのうどんに感謝
おおきに

