1982年のアフリカ・バンバータの『プラネット・ロック(Planet Rock)』。
ヒップホップ、テクノ、ハウス、エレクトロ、
その後の様々なダンスミュージックに影響を与えたと言われる曲。

この曲のプロデュースで名を挙げたのが、
今回の主役、アメリカ人の音楽プロデューサー、アーサー・ベイカー。

$東京タワーが見えないんですけど・・・


アーサー・ベイカー(Arthur Baker)さん 

元々、DJとして活動していたが、27歳の時、
アフリカ・バンバータの『プラネット・ロック(Planet Rock)』を
プロデュースしたのをきっかけに売れっ子プロデューサーに。

$東京タワーが見えないんですけど・・・

1980年代は、12インチ・シングル用のREMIX仕事で稼ぎまくり。
当時、REMIXっていうのが出始めた頃で、アーティストがREMIXバージョンを作るのが
売れっ子の証みたいな感じでREMIXブームが来ちゃいます。

ブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)も
REMIXバージョン出しちゃう時代ですよ。

コチラもアーサー・ベイカーさんの仕事。




ドラムの音に時代を感じます...
つうか、全然カッコ良くない。

$東京タワーが見えないんですけど・・・

アーサー・ベイカーさん
ホール&オーツとかシンディ・ローパーなどの大物から
Remixの仕事がガンガン来ちゃいます。





Remix仕事といっても、
当時は、ディスコでDJが曲繋ぎしやすように
イントロと間奏とアウトロのドラムを無駄に延ばして
ボーカルサンプルを散らす程度で、
今の若者が聴くと「コレのどこがREMIXなの?」って感じです。


僕も英語が全く読めないクセに
洋楽をきいていた小学生の時、
ニューアルバムだと思って買ったレコード。

家に帰ってワクワクしながら針を落とすと
随分と長いイントロが続き、なかなか歌が始まらない。

「この曲、イントロ、無駄にナゲーな。しかもなんか聴いたコトあるなぁ?」


首を傾げながら、REMIXされ7分とかに延ばされた曲が終わり。
ニューアルバムだと思って買ったレコードが1曲で終了...


既に持っているシングルの12インチ・シングルだったコトに気付く。
だまされた感のある「12インチ・シングル」ってヤツが僕は嫌いでした。



あれから30年近く経った昨日、

「 最近、ナニやってんのかな?」

ふと思い検索してみると、

アーサーさん、今もREMIXのお仕事してました。
しかも、日本でも人気のレーベル「KITSUNE」のコンピに収録されてるじゃん!
それでは、聴いてみましょう!



昔と全然、音が変わってない...
お前、どんだけそのドラムマシーンの音好きなんだよ。


僕の80’Sリバイバルのキラいな部分。
安いポコポコした音色でグルーブのないドラムを繰り返すドラムマシーンのドラム。

やっぱり、アーサーベイカーって人。
僕、好きじゃないかも。


$東京タワーが見えないんですけど・・・
(なぜかいつも首を傾げるアーサーさん)



・・・と思ったが、

伝家の宝刀、”PLANET ROCK”の名の入ったコチラのREMIXでは
30年このサウンドとグルーブに こだわりつづけた男の魂を感じました。





”PLANET ROCK”は、
アーサー・ベイカーの発明したグルーブだったわけだ。


$東京タワーが見えないんですけど・・・




ちなみ、オリジナルは今月末、
イギリスでリリースされるHURTSの「WONDERFUL LIFE」。
(Released in the UK, August 23 2010)



カッコつけるねぇ~。
あとキーボートの人、カリアゲすぎ。

HURTSは、マンチェスター出身、
セオ・ハッチクラフト(vo)と
アダム・アンダーソン(Synthesiser,electronics, guitar)の
男前ドラマチック・ポップ・デュオだそうだ。


Don't let go
Never give up, it's such a wonderful life
Don't let go
Never give up, it's such a wonderful life

放さないでください。決してあきらめないでください、
そして、それはそのように素晴らしい人生です。

放さないでください。決してあきらめないでください、
そして、それはそのように素晴らしい人生です。


全く意味がわかりませんが、
ヒューマンリーグとかブライアン・フェリーとかの感じなのかなぁ。

HURTSのオフィシャルサイト


$東京タワーが見えないんですけど・・・

HURTS のアルバム『Happiness』は
日本盤は、2010/11/3 リリースだそうです。





なんか、このCMを思い出しした。