インド人がカルビーを食べた!!!


インドのビジネスパートナーである、”プラサド"さんが来ました。

1週間の滞在でしたが・・・・びっくりしました!!!


焼き肉を食べたのです!!!


彼は、ベジタリアンではありせんが、基本的にお肉はトリ肉だけでした。

その彼に、カルビーを食べました・・・・本当に食べるとは思いませんでした。


これで、彼とはもう深い関係になってしまいました。

私は、彼の重大な「秘密」を握ってしまったのです。


うふふ…


他人の秘密は「蜜の味」


プラサドとは友人の紹介で、ビジネスをすることになりました。

彼に会うのは、今回で2度目です。


最初の時は、メールでやり取りして、契約に日本に来ました。

待ち合わせは、品川駅の新幹線出口に5時にしました。

事前に彼が、写真を送ってくれたので、支障なく合うことが出来ました。

その時は、契約をして、その後食事をして無事終了です。


それから、2ヶ月後に再来日です。


今回は、一緒に売り込みの顧客訪問です。

首都圏、中部、関西と文字通り、「東へ西へ」の超ビジネスモードです。


1週間も寝食を共にすると、人間関係はかなり濃密になりました。

移動、昼食、夜ご飯、ホテルと・・・・家族と過ごすより長い時間をプラサドさんと過ごしました。


加えて、食事が大変でした。


ポーク、ビーフ、魚系がダメ。

食事する場所を探すのが大変でした。


昼はそば屋さん、夜はインドカレー屋にばっかり行ってました。


氷もNGでした。


インド人は、氷なしでしか飲み物は飲みません。

初めて知りました。


ある時、ビックリしました。

氷抜きのオレンジジュースを頼んだら、

コップに1/3しか入ってませんでした。


氷の底上げジュースをあらためて再認識しました。


これこそ、「水商売」


で、明日は帰国する最後の日となりました。

その日は、私は朝から頭が、「焼き肉」モードになっていました。


そうゆう日って、あると思いませんか?


よるご飯は「焼き肉」しかないと決めていました。


で、顧客訪問、まとめの打ち合わせ、そして、時計は6時を回っていました。

私は、意を決して云いました。


「プラサドさん、お願いがあるんだけと」

「何デスカ!?」

「よるご飯をおごらせて貰えませんか?」

「イイです。ワタシタチ友達デス。」


「焼き肉行こうか!!!」

「トリ肉あるから大丈夫だよ!」


「ワカリ、マシタ!」


お客さんも呼んで、新橋の焼き肉屋に行きました。


まずは、お約束通り、ビールで乾杯そして、

私たちは、牛タン、特上カルビー、キムチ、

彼には、チキンを頼みました。


盃が進み、飲めないプラサドも酔っぱらって饒舌になってきていました。

1週間の充実感もあって、大盛り上がりになってきました。


私が、何気なく、

「神戸ビーフ最高だよ!食べてみない!?」

と、云ったら。


プラサドは何の躊躇もなく、美味しそうに食べました。


「美味しいでしょう?」聞くと、

「ワンダフル」

「生まれて、初めてタベマシタ」と答えてくれました。


「宗教上問題ですか?」と続けて聞いたら。

「ダイジョウブです。ここはインドでありません。」

と、赤ら顔で答えてくれました。


そして、

「オカワリ、クダサイ」

と特上ロースを注文しました!


やっぱり、出来るビジネスマンは違うな!


柔軟性、対応力あるワ!


続く


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