梅雨明けて急に夏になったから

少し恐い話。

苦手な人は見ないでね。




まず、最初に俺は『霊』の存在を信じている訳じゃないし、ハッキリ見える訳でも無いけど、そこにある『何か』をボヤンと感じる事がたまにあります。


ソレは灰色がかった影の様なモノだったり空気だったり。
それが『霊』的なモノなのかは分かりません。


2年程前だったかな?冬の事。
ソロキャンプに行こうと予約していたキャンプ場での予約日を間違えてて、急遽行った事の無いキャンプ場を前日予約で行く事になりました。


大阪のとあるキャンプ場。



その場所自体行った事無いので、ナビに従い走っていると、トンネルが幾つか出てきました。


その内の一つのトンネルが妙に灰色がかってて『あ、嫌なやつやな~』って思いながら
トンネルを抜けたら

右手にダム出てきました。


『一庫ダム』
俺は目が悪いからローマ字の読み方まではわからず
『いっこダム?』変な名前って思って通りすぎ、無事キャンプ場へ到着。


楽しく一晩過ごして。



帰り道。


運転していると、カーブに差し掛かっているのに何故かハンドルを切らずガードレールの一部に吸い込まれる様な感じになり
間一髪、我に帰り回避しました。

眠たかった訳でもなく、ボーッとしてた訳でも無い状態で



そのガードレールの向こうはダム。




その後は行きのトンネルの事も、帰りの危ないのも特には気せずに。


楽しい休日が終わって
仕事仲間に、その地域に詳しい人がいて
『いっこダム』やと思ったけど、あれ何て読むの?って聞いたら


『ひとくらダム』


『一倉ダム』


それ聞いた瞬間、灰色がかったトンネルも、帰りの事故りそうになったのも繋がって、全身鳥肌が立ちました。


と、いうのも『一倉ダム』は有名な心霊スポット。


知らずに通って、行きも返りも変な事になるとは…



本物かもしれません。





『ひとくらダム』









別名『人喰らダム』




その後、もう一回そのキャンプ場に嫁さんと二人で行ったけど、特に何もなく灰色のトンネルも一体どのトンネルだったかもわかりませんでした。



何も知らずに1人で通った人間をダムの底に引きずり込もうとした『何か』がいたのかもしれません…







どう?どう?少しは涼しくなった?
俺は自分で書いて自分でサブイボ(鳥肌)立ってるよ(笑)