中国の戦国時代に孟子という思想家がいましたが、
彼の言葉に『良知(りょうち)』という言葉があります。
良知とは、人が本来持っている
善悪を判断する力のことです。
誰もが持っている良知という判断力ですが、
人は困難に直面すると、
わが身可愛さのあまりに、
判断を誤り、利己的な行動を
取ってしまうことがあります。
その結果、周囲の人から
反感を買ってしまう場合もあります。
もちろん、人間、自分を大切にしなければ
他人を大切にはできませんが、
自分の利益だけを追求しすぎると、
豊かな生活も長続きすることはありません。
そのためにも『良知』への問いかけが
重要になるのです。
困難に陥った時こそ、
利己的な考えに囚われることなく、
先を見据えて、利他的な行動を
とりたいものですね。
苦しい時こそ、
内心の良知に問いかけてみましょう。