一つの同じ事象も、
どのような視点で表現するかによって
相手の受け取り方は違ってきます。
例えば、「手術の成功率は90%です」
というのと、
「手術が失敗する確率は10%です」
という説明では、
まったく印象が違ってきます。
実際のところ、前者の言い方では
ほとんどの患者が手術を受入れるのに対して、
後者の言い方では、手術することを
躊躇する患者が多くなるそうです。
つまり、成功という言葉で表現するか
失敗という言葉で表現するかの違いで、
人の意思決定に影響するのです。
だから、日頃から正確に伝えるのと同時に
好印象を持たれる表現に心掛けたいものです。
例えば、子供に、
「お小遣いをやるが、約束を破ったら取り上げる」
というのではなく、
「約束を守ったらお小遣いをあげる」
と言った方が、内容は実質的に同じでも、
印象が異なってきます。
このような習慣を大切にするためにも、
まずは自分の日頃発する言葉が
ポジティブな表現をしているか
チェックするといいですね。
自分の言葉を見直してみましょう。