心理学では、人には「自分は平均より優れている」という思い込み(優越の錯覚)があることが知られています。
この意識が強いほど「成幸脳」であるといえるのですが、成功する人はこの辺の意識が秀でていると言えます。
以前のニュースで、この”錯覚”が脳内の異なる部位の連携の強弱や、神経伝達物質に影響されることが研究により解ったと発表されていました。
この発表は、放射線医学総合研究所から出たものですが、脳の深部(大脳基底核)にある線条体という部位で、神経伝達物質のドーパミンが多いと、線条体と、認知をつかさどる前頭葉の「前部帯状回」と呼ばれる部位の連携が低下し、両部位の連携が弱いほど、「錯覚」の程度が強いことが判明したとのこと。
言い換えれば、人には元来、自分は優れているという意識があるが、前頭葉で制御し過ぎると抑うつにつながるのかもしれないということです。
この研究が、「うつ病」の仕組みの解明と治療に役立てばいいですね。
そして、この「優越の錯覚」を利用することが、夢や願望を引き寄せる近道であることは言うまでもありません。
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