今日は午後は休暇を取って、YCC県民文化ホールで行われた「立川志の輔独演会」にGO!
会場は14時半、開演は15時でいわゆる「マチネ」という珍しい昼公演でした。
実は昨日、地元のテレビ局の人を名乗る電話があったので、カブに関する取材かな?と思って出たら…
「志の輔独演会のチケットに当たったのに、引き取りがまだです。明日が公演ですから、今日中に来て下さい。」とのことでした。
・・・スッカリ忘れてた。いよいよボケてきたみたいです。
ということで昨日急遽、午後半休を申請しました!
立川志の輔は、1996年頃に国立の独演会を聴きに行って以来なので、28年ぶり。落語の上手さは間違いないと思うけど。
今回、昼公演なのに700席が完売ということでした。
・・・よく席が取れましたね。
席は後ろの方でしたが、先日買ったニコンの双眼鏡が役立ちました!
さて。
開口一番は立川志の太郎さんの「宮戸川」(前編)でした。
・・・なかなか上手な人でした。
立川 志の太郎(たてかわ しのたろう )は、志の輔門下6番弟子の二ツ目らしい。
志の輔の最初の噺は「壺算」でした。
時間をかけてたっぷり演じていた印象。
どことなく立川談志の口調に似ている感じがしました。
・・・談志が壺算を演ったかは知りませんが。(^^;
なお、志の輔は選挙直後の噺のマクラは以下が多いらしいですが、今日もこれでした。
(以下、貼付します)
「出口調査で選挙結果が分かるからつまらない。開票率5%で当確なんておかしいと数学者・秋山仁と話したら・・・
秋山 「それが統計学ですよ」
志の輔「まだ開票率5%なのに?」
秋山 「あなたね、味噌汁作って味見するのに丼鉢でグーッと飲む?」
志の輔「・・・小皿ですよね」
秋山 「それが5%よ」
さて、メインは志の輔の「柳田格之進」でした。
今年、草薙剛主演の映画「碁盤斬り」でも有名。落語が映画になったんです。
あらすじは・・・
不器用で頑固一徹な彦根藩の浪人・柳田格之進は、女房に先立たれ、美しき娘・絹と浅草は安倍川町の裏長屋で二人暮らしをしていた。
貧乏を絵に描いたような暮らしぶりに中、ある日、碁会所で大商人である萬屋(よろずや)と仲良くなり、親交深めてゆく。そんな中、萬屋での月見の宴の翌朝、番頭が主に「昨晩の細川様の掛け金の50両がまだ帳面に入っていませんが」と尋ねる。
主にとっては寝耳に水だったのだが、番頭は昨晩離れで柳田と差し向かいで碁に興じていた主に間違いなく渡したと言い張る。主は「私の小遣いで埋め合わせる」いうのだが、腑に落ちない番頭は柳田宅を訪れる。
潔癖な柳田は疑いをかけられたものと恥じ、切腹をしようとするのだが絹に止められる。
その後、絹は吉原に自ら赴き50両をこしらえた。その大金を柳田は萬屋に届ける。
この一件を呑気に話す番頭に不信感を抱いた主が番頭とともに柳田宅を訪れると、もぬけの殻。
その後、年末のすす払いで奉公人が離れの額縁の裏から50両を見つけ出す。主が預かった50両をそこに置き忘れていたのだった。
すぐさま奉公人総出で柳田父娘を探すのだが、一向に行方はわからない。やがて年が明け1月2日、番頭が柳田と雪の中再会する。土下座し、事情を打ち明けると、柳田はおもむろに「明朝その方宅へ参る。主とその方二人の首をはねる」と言い残して去ってゆく。
あくる日、萬屋宅を訪れた柳田はその大金は娘が吉原に身を沈めてこしらえたものと言い放ち、両名の首をはねると宣告する。覚悟を決めた主と番頭だったが、斬られたのは碁盤だった――。
・・・終わり方が何パターンかありますが、志の輔バージョンは格之進の娘さんが登場するタイプでした。
談志は「今の時代には合わない」とまで言い切って、口演することはなかったそうですが。
・・・ライバルの古今亭志ん朝が得意な噺だったので、やらなかったのかな?
きっとそうでしょうね。
そういう話を志の輔が演るというのが素晴らしい。
オチも志の輔が考えたもの。
ともあれ、志の輔の「柳田格之進」は定番中の定番なので、甲府で聴けてとても良かったです。
さて、明日は10月の締めです!!!
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