6.終わりに・・・ハンターカブ60周年を盛り上げよう!
「CT125ハンターカブ」が2020年6月に発売予定になりまして、巷では歓迎一色のムードとなっています。
価格も心配していたほどのものでなく、どなたでも頑張れば新車が手に入るチャンスがあるわけです。
私たちの世代はCT110が欲しかったころには生産中止になっていましたし、中古を探しても数は少なくて見つからなかった。
あげくには怪しい業者が、逆輸入したものを何だかんだと閉店商法的な手法で売るような有様でした。
それが、新車で買えるようになったわけですから、良い時代になったと思います。一体どういう風の吹き回しなんでしょうか、ホンダさん?
ともあれ、中古のCT110を購入するよりは失敗するリスクは少ないでしょう。
私の知っている人でミッションの調子が悪いオーストラリア仕様のCT110を持っている人がいました。
どうにも直らないので、「絶好調」と偽ってネットオークションで売り払いましたが、その価格は買った時よりも高かったとか。
おまけに落札者はホンダに勤めている人だったので「調子悪いバイクが、実家に帰ったようなものだ。」とうそぶいていましたが、そういう人もいるのです。
余談ついでですが、その調子が悪いCT110を落札した人も、私の知っている方だったという・・・笑えないような実話です。
脱線したので、話をもとに戻します。
「CT125ハンターカブ」という名前も嬉しいのです。
「ハンターカブ」という名前が返ってきたのも、私にとっては長年の夢でした。
15年前からブログを開設して、スーパーカブ中心の記事を書いておりますが、細かな間違いを嘲笑うようなコメントを入れる人が過去にはおられました。
「貴方は、CT90のことをハンターカブと書いていますが、それは間違いです。私たちの仲間は陰で笑っていますよ。」という大変親切な意見をもらったことで、キチンとしたハンターカブの歴史を調べようと思うきっかけとなりました。
お陰様で、インターネットの進歩により知らなかった情報を探し出すことができました。ハンターカブを発案した方、デザインをした方、広告を制作した方、組み立てをしていた人から、話を聞くこともできました。
知り得た情報を出し惜しみしないでブログに書くことで、正しいことが広まり、間違ったことを改められたらと思っています。
幸いなことにバイク雑誌も私のブログや冊子を読んで、情報を流布してくれるようになりました。
「陰で笑っていた人たち」にも、これらの情報が伝わると良いと思います。
最後に。
ハンターカブを世に出すのにかかわった人たちは、皆さん幸福な人生を歩まれているような気がします。
私もそうでありたいと思いますし、これからハンターカブを買われる方も、幸せを手に入れられます様に願っております。
2020~21は、「ハンターカブ60周年YEAR」です。ファンの方々で盛り上げていきましょう。
(おあとがよろしいようで)