
RC110について・・・モーターサイクリスト・1961年12月号より・・・
「前輪支持はテレスコープ式フォークでもちろん油圧ダンパー 付きである。
また後輪支持はスイングアーム式で、これもテレスコープ式の油圧ダンパーをもっており、
前後ともにコイル・スプリングは露出されている。
ブレーキは前後輪とも内部拡張式で、ブレーキ・カムは一個の普通型であるが、出走レースの
コース条件によっては特性のものが用意されるとのことである。
タイヤサイズは前後輪とも 2.25-17吋で、リムは軽合金製。
諸寸法は全長1710mm,全巾480mm,全高790mm,軸間距離1150mm ,最低地上高162mm。
車両重量は45kgと軽量にできており、馬力当り重量は5kg/psにしかすぎない。
また後輪支持はスイングアーム式で、これもテレスコープ式の油圧ダンパーをもっており、
前後ともにコイル・スプリングは露出されている。
ブレーキは前後輪とも内部拡張式で、ブレーキ・カムは一個の普通型であるが、出走レースの
コース条件によっては特性のものが用意されるとのことである。
タイヤサイズは前後輪とも 2.25-17吋で、リムは軽合金製。
諸寸法は全長1710mm,全巾480mm,全高790mm,軸間距離1150mm ,最低地上高162mm。
車両重量は45kgと軽量にできており、馬力当り重量は5kg/psにしかすぎない。
最高速度については130km/hと発表されているが、これはカウリングをつけた場合かまた
4段ギヤを使用したか5段ギヤであったかは明らかにされていない。
いずれにせよ50cc級で9馬力という出力、そして130km/hという最高速度は世界水準に
あるものといってよい。
4段ギヤを使用したか5段ギヤであったかは明らかにされていない。
いずれにせよ50cc級で9馬力という出力、そして130km/hという最高速度は世界水準に
あるものといってよい。
また本年4月に本田宗一郎社長自身から明らかにした50cc級世界速度記録への挑戦も、
このRC110型の完成によっていよいよ拍車がかけられるものと思われる。
なお、先にも述べたとおりこのホンダ<カブ>レーサーは市販されるものではないが来春、
遅くとも5月頃までには、このRC110型を母体とした市販型が作られるとのことである。」
このRC110型の完成によっていよいよ拍車がかけられるものと思われる。
なお、先にも述べたとおりこのホンダ<カブ>レーサーは市販されるものではないが来春、
遅くとも5月頃までには、このRC110型を母体とした市販型が作られるとのことである。」
前年、宇都宮のレースで負けた後、「研究費をいくら使ってもかまわないから、勝てる車両を!」
と本田宗一郎さんが言って1961年のモーターショーに出てきたのがRC110だそうです。
と本田宗一郎さんが言って1961年のモーターショーに出てきたのがRC110だそうです。
結果、1962年2月のデイトナGPで高橋国光が1位、鈴木義一が2位になり約束が果たされ
ました。
ました。


