ナイフのような

鋭利な言葉は

深く

心を突き刺した。

浴びせられた

容赦ない言葉の暴力は

今まで培ってきた

自分の個性を

自信を

楽しみを

明るさを

壊した。

光(明るさ)も色(個性)も届かぬ闇のなか

そこには影は存在しない。

影(悩み)なき世界に

ピエロが一人。

彼はもう人に嫌われたくなくて

ただただ笑った。

そう…素顔を隠して。

おどけるピエロの回りで

また一輪

また一輪と…

花(smile)が咲き誇った。

端からみたら

影なきピエロ

そしてピエロはいつも言われた。

『悩みなんてないでしょ』と…

影なき人など

この世にいない。

これ以上嫌われたくないから

一人ぼっちは嫌だから。

ピエロは常にピエロでいた。

傷だらけの素顔を隠して。。

だけど

顔にはいくら化粧できても

心まで着飾ることはできない。

偽りなき心に映る

久しぶりに見た自分の素顔。

見えない傷がいっぱいで

醜くみえた。

そんな自分が嫌で

気持ち悪くて

彼は素顔を人に出さなくなった。

外では

明るいピエロを演じた彼は

帰ると

浴びせられた言葉たちが

頭の中で膨張し

極端に暗くなっていった。

紡ぐことで

人を包みまた暖める服のようなコトバは

決して人を殺すナイフじゃない。

傷付ける道具として使っちゃいけないんだ。

傷つけられたことで

自分の弱さを知れた彼は

もうピエロでいることを辞めた。

だって…

悪口言われても

バカにされても

毛嫌いされても尚

笑えてた自分自身の

心の強さに気づけたから。。