僕の母親は弁当がヘタでしたね、
オカズは茶色一色、汁は出る。

ある時、好きな女の子の弁当を
食べさせてもらって驚いた。



おいしいし色とりどり、赤、青、黄色、
感動したことを母ちゃんに伝えた、
プチトマトとか入れなよ。はいはい、
そして、
翌日からの弁当は、
ご飯と、牛肉大和煮の缶詰が一個。




頑固な母ちゃんの缶詰シリーズは
しばらく続きましたね、
博多の女は情が熱く尽くすタイプなのは嘘、
頑固だし手のひら返すと怖いよ、
小柳ルミ子、西川峰子、中尾ミエ、
ほらね、なかなかの女たちでしょ、
IKKO(あ、これは、ジャンルが違う)

今思えば、母ちゃん、仕事してたし、
苦手な弁当作りはタイヘンだったろう、
でも逆に、弁当は、子供心と男心を掴む
チャンスなんだがね。