今日のあさイチ、二階堂ふみさんのとても素晴らしい沖縄旅でした。
自然や生き物、沖縄の歴史への二階堂ふみさんの敬意と純粋な愛情が感じられて朝から心が晴れる思いでした。
私は新婚旅行は沖縄に行きました。
海外に行く余裕は無かったけどリゾート気分に浸ってみたくてなんとなく沖縄を選びましたが本当に行って良かった。息子が小学生になる前に絶対に連れていこうと思っていましたし、今も近々必ず行こうと思っています。
たくさんの自然と沖縄らしいゆったりした人や時間の流れ、その中に見える戦禍の悲しさ。
新婚旅行では時間の都合で戦争を伝承する場所へは行けなかったのが心残りだったので、次に行く時はしっかり調べて計画に入れたいです。そのくらい沖縄を旅していたらあちこちで戦争の爪痕を感じ、美しい景色に感動すればするほど悲しくなります。
沖縄は独特の自然と文化が色濃く残っていました。
私たちは5月に訪れたのですが、本土でのツツジのようにあちこちにハイビスカスが咲き乱れています。田舎道に入るとお墓が見える事がありますが、お家のようで最初はなんだろうと見入ってしまいました。
那覇では焼けてしまう前の首里城を見たくらいで主に北部に滞在したのですが、The観光客向けの場所はあまりなく、フクギ並木を散策したり森の中をドライブしたりゆっくり風土を感じられた旅でした。
そんな事を思い出しつつあさイチを見ていたのですが、次の特集に愕然としました。
都心の動物と触れ合えるスポットの特集でした。
しかしテニスコート6面分の場所にあらゆる動物がいて、とても個々の生態に配慮した環境とは思えませんでした。
床は土ではなく真っ白いフロアにこうこうとした照明、人間好みのインテリアのある空間でした。マンションをすごく広くした空間という感じ。
何より心を痛めたのは撮影用かもしれませんが、フクロウの足が短い紐でくくりつけられていた事です。羽ばたこうと懸命にもがくフクロウが可哀想で仕方ありませんでした。
この施設に限らず、最近触れ合いカフェのようなものが増えています。
保護猫と触れ合える、なんとなくコンセプトは理解できるようなものからファミリー層をターゲットにした多種多様な動物と触れ合える場所、様々です。
我が家もガラス越しに見て息子が興味深そうにしていた事がありますが、心情的に動物がこういう環境でこういう風に人間に扱われるのが普通と思って欲しくなかったので行った事はありません。
ただ、動物が好きな子でやっぱり触れ合う体験はして欲しかったので屋外の広い動物園の年パスを購入したり義実家近くの庭で買われてるヤギを見に行ったりしました。
都心にはそういう場所はないのかもしれません。でもだからといって人間のために動物がストレスフルな場所で飼われるのをヨシとする世の中はどうなんだろうと思います。
触れ合いスポットの特集の時、二階堂さんは終始引きつった顔で時には「ストレスがあるのでは」と話されていて、またもや二階堂さんに感動しました。自分の保身を考えるならニコニコ相槌を打つことも、女優さんならできたはずだけど忖度せずあくまで動物側に立ってくれたからです。
前半の沖縄旅と後半の触れ合いスポット特集、同じ番組の同じ日にやっている事自体あさイチという番組の方向性の無さを感じずにはいられませんでした。伝えている内容がブレています。
せっかく問題提起をよくしてくれる良い番組なので、毎日の放送は大変でしょうけど自分達の伝えたい事をよく考えてみてほしいです。