養豚場を見て


必要があれば


症状のある豚さんを


病性鑑定のために解剖し、臓器の様子を見て診断したり


メーカーや大学、検査機関へ病理検査に出します。




感覚的にいうと



「なんか、豚が変な死に方をして心配なんだ。」というクライアントさんのお話を聞いて


農場に入って


あ!これかも!とぴーんときた豚(いろいろ判断基準はありますが、書いてもわからないと思うのでこの表現で)


を解剖すると、


あ。やっぱり、脾臓が腫れてる!肺炎がある!


と、外見でわかる症状が出ていたり、細菌やウイルスが検出されたりします。




で、確定診断となることが多いです。





この診断は


農場の問題点の明確化、


農場の疾病コントロールの向上


ワクチンプログラム、治療方法の決定


信頼関係の維持


に役立ちます。




ところで


豚の病気は、最近※「コッホの4原則」があてはまらなくなってきています~





※コッホの原則とは、ドイツ の細菌学者ロベルト・コッホ がまとめた、感染症病原体 を特定する際の指針のひとつ。

その原義は

  1. ある一定の病気には一定の微生物 が見出されること
  2. その微生物を分離できること
  3. 分離した微生物を感受性のある動物に感染させて同じ病気を起こせること
  4. そしてその病巣部から同じ微生物が分離されること

の四つからなり、コッホの四原則とも呼ばれる。

(ウイキペディアより)





はっきりいうと、時代が変化してきているんだと思います。


人でいうエイズとか、と一緒です。ウイルスの量との病気の比例関係がうまく見出せなかったり。




スピリチュアルな考え方が、急速に世界に広がりつつあります。


時間の概念もです。


感覚重視の世界になってきています。




ですから、物事を本質的に見る能力が試されていきます。。。




お話は変わりますが、

もし、あなたが 病理学教室などに所属していれば



解剖などは抵抗ないと思いますが、



私は、今だから言えるけど


解剖は大っきらいで


出来れば避けたいなあと思っておりました。





生まれて初めての解剖は


家畜保健所に勤めた時の BSE疑いの牛でした。


それから、その関係の検査が仕事で、来る日も来る日も・・・


意味がないような気がして。(今思うと、意味はあったと思います)


なんか


精神的につかれちゃって・・・


ということがありました。




今、自分で独立してからは


必要時には適切に、大切な命を有効に使って、

しっかりやるようにしています。



どうしてやるようになったか気になります?

最近、必要な数は減ってきていますが


やはり、解剖をして検査をするといろいろな効果があると実感したからです。


自分が苦手だと思うことを、ただやってみると、新しいことが見えてくるものです。




効果的だと思ってなかった→効果的じゃん!すごいかも、この方法!って

思い込みが外される瞬間です。



まあぶっちゃけ雇われているときは、やらされている感が強くて

しっかりその意義を見られていなかったんでしょうね。




いかに、人間自分が主体となってやるかで

目に見える景色が変わってきますよ。





もし、あなたにそういう体験があったら、自分主体でやってみてください。


人間大きくなると思いますよ。


大きくなるというのは、あなたの目に映る景色や常識、入ってくる情報が変わるということです。

自分主体でやってみて、ようやくその苦手意識は、単なる思い込みだったということに気づくでしょう。


ただし、農場の方が解剖が苦手なこともあるので


押し売りにならないように、注意してくださいね。