片山夏子著「ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録」! | とんとん・にっき

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来るもの拒まず去る者追わず、
日々、駄文を重ねております。

 

知人に紹介されて購入し、さて、そろそろ読み始めようとした矢先、朝日新聞の読書欄に、以下のように紹介されました。

 

著者は東京新聞の記者。震災から4か月後、原発班に移動になり、作業員の取材を始めた。

本書の特徴は、作業員目線で日常のリアリティーを描いていることにある。彼らが直面する具体的な問題を丁寧に取り上げ、ディテールを積み重ねる。そこに生々しい現実が立ち上がる。夏場の作業員にとって最大の問題は、全面マスクの中の汗だ。マスクを取ってぬぐいたいが、そんなことをすると放射性物質が入り、内部被曝してします。水分補給もできない。常に熱中症との闘いを強いられる。

 

これとは別に、朝日新聞:2021年2月24日夕刊に「原発ジプシー」1979年刊 堀江邦夫、が紹介されています。

1978年9月のある日。一人の青年が関西電力美浜原子力発電所の門をくぐった。その後、東京電力福島第一原発、日本原子力発電敦賀原発を渡り歩き、下請け作業員として点検・補修などに従事する。翌79年4月に原発を去るまでに浴びた放射線の合計は6.82ミリシーベルト。日本人が1年間に浴びる自然放射線の3倍を超す量を、約7か月間で浴びた。この年の秋、青年は労働の日々を日記体にまとめ、出版した。

記事には、「下請け現場に飛び込みルポ」、「被ばく労働の過酷 変わらぬ構造」とあります。

 

東京新聞の記者、片山夏子著「ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録」は、これから読みます。読後の詳細は、このブログに載せます。少々お待ちを…。

 

この本は、数々の賞を受賞しています。

石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞

むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞

第42回講談社 本田靖春ノンフィクション賞

 

朝日新聞:2021年2月27日