「ニラハウス(赤瀬川原平邸)」を観た! | とんとん・にっき

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小田急線玉川学園駅からほど近い高台に建つ、赤瀬川原平自邸を観てきました。通称「ニラハウス」、竣工当初は屋根にニラがなびく赤瀬川原平の自邸。設計は建築史家の藤森照信。第1作の神長管守矢資料館、第2作の藤森自邸(タンポポハウス)に続き、藤森3作目の作品。竣工は1997年、23年前の建築です。

 

この「ニラハウス」で日本芸術大賞を受賞しています。さすがに23年も前の建築、外壁は木材部分はかなり風化しています。そしてもっとも大きな変化は、屋根にニラがない。ニラを取りやめて、普通の鉄板屋根に変わっていました。

 

 

 

 

 

 

初期の作品:

 

 

以下、「ニラハウス」竣工時の画像等

 

 

 

 

上の画像・図面は以下による

ニラの家 | 国内建築ライブラリ (sakura.ne.jp)

 

「吾輩は施主である」

1997年(平成9年)8月7日第1刷

著者:赤瀬川原平

発行所:読売新聞社

吾輩、A瀬川源左衛門は新居建築の施主にして、”工事国家”の国王である。今度、使い勝手の悪い建売住宅を離れ、自分の好みに合った家を新築することになった。土地探しの右往左往、長野の山での材木伐り出しと、国王自ら出陣しての奮闘が続く。ぜひとも欲しいのは広いアトリエと中庭。だが、建築デザイン担当のF森教授からは、スレートだの跳ね橋だの奇想天外なアイデアが次々と飛び出して…さて、工事国家の運命やいかに。

 

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