泉鏡花の「海神別荘」を読んでみた! | とんとん・にっき

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日々、駄文を重ねております。

 

いつも見ている「細雪ダイアリー」に

令和2年コーデ96、琅玕として、以下のような書き込みが…。

 

これを身につける度に、泉鏡花の「海神別荘」に出て来る「琅玕宮殿」を思い出します。

 

え~っ、読んだことがないよ!

残念ながら、手持ちの文学全集には入っていない。

それではならじと、「青空文庫」で読んでみました。

 

青空文庫 泉鏡花「海神別荘」

https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/3244_24408.html

 

琅玕(ろうかん)とは、

①美しい玉。硬玉・軟玉などの宝石。

②美しい竹。

③美しい文章。佳文。

(三省堂大辞林 第三版)

 

なるほど、なるほど!

是非とも歌舞伎座で、泉鏡花の「海神別荘」を、坂東玉三郎の美女で観てみたい。

 

以下、ウィキペディアによる

 

あらすじ:
時は現代(ただし書かれたのは大正初期であり、この場合は大正時代である)。一人の美女が、人柱として海神の世継ぎである公子の妻となるべく使わされた。美しい別荘内で美女は故郷を思い、そして公子の制止を振り切り陸へと戻る。しかし陸ではすでに彼女は蛇となっており、家族や友人にも見分けられず泣きながら別荘へと帰る。泣き続け、公子を恨む美女に対し公子は怒りを覚え、斬らんとするが、最後は和解しめでたく結ばれる。

舞台化:
1955年(昭和30年)、歌舞伎座にて新派によって初演された。その後、芥川比呂志、坂東玉三郎ら、鏡花を愛する演劇人の演出により再演が重ねられた。特に玉三郎自身、市川海老蔵(11代目)と度々共演するなど、鏡花作品の演出・主演に積極的に取り組み、この作品を『夜叉ヶ池』、『天守物語』と共に、「泉鏡花三部作」とみなし度々上演している。

 

「海神別荘」

他二篇

泉鏡花作

岩波文庫

 

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