「古くてあたらしい仕事」夏葉社・島田潤一郎さん | とんとん・にっき

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「庄野潤三の本 山の上の家」(株式会社夏葉社:2018年7月30日第1刷発行、2018年10月30日第2刷発行)を読みました。という記事を、ブログにアップしようと思っていたのですが、引っ越しやら入院やらで、延び延びになっていました。

 

「庄野潤三の家」見学!

とんとん・にっき2 2019年2月11日

 
朝日新聞:2020年1月11日

 

入院先には、家人が面会に来るときに、数日分の新聞をまとめて持ってきてくれます。

 

朝日新聞1月11日の「著者に会いたい」という記事に、見たことのある人の写真がありました。夏葉社社長の島田潤一郎さんです。

 

先日行われた庄野潤三の家の見学会で、家の前で本を売ってました。書店の店員の人かと思ったらそうではなく、夏葉社の社長、島田潤一郎さんでした。知人に紹介してもらいましたが、その時は込み合っていたので、落ち着いた話はできませんでした。ぼくらの仲間で、彼を呼んで話をしてもらおうということになっているのですが、延び延びになっていました。

 

新聞によると、編集経験ゼロで出版社を設立し、編集、営業、事務などをたった一人でしているという。キャッチーな言葉を並べ、発売から数ヵ月を勝負とする本とは一線を画する。一人の誰かに手紙を書くように本をつくる。基本的に初版は2500部と多くなく、巨利は生めない。1日5時間労働、それでも家族4人で暮らせている。

こういう人を朝日新聞が取り上げ、光を当てたことが嬉しい。

 

時代を超え小さな声届ける

「古くてあたらしい仕事」

著者:島田潤一郎

新潮社 2019年11月27日発行