ごあいさつ
日本で初めて磁器が制作された佐賀県有田町。今年でちょうど400年の節目を迎えました。
1616年、朝鮮の陶工・李参平が有田の泉山で陶石を発見して美しい白磁の焼きものを作ったことが、有田焼の始まりと言われております。
その美しい磁肌に優美な絵付けを施した意匠は、国内だけではなく、ヨーロッパ各地に輸出され瞬く間にヨーロッパ王朝貴族たちも熱狂させてきました。
400年を迎えたいま、更なる進化を求めてやまない現代有田を代表する陶芸家、井上萬二氏、十四代今泉今右衛門氏、十五代酒井田柿右衛門氏をはじめ、有田陶芸協会会員25名の作品を一堂に展示いたします。
400年の伝統を受け継ぎながら現代に息づく逸品を、ぜひこの機会にご高覧くださいますようご案内申し上げます。
2016年6月吉日
東武百貨店池袋店
井上萬二
十四代今泉今右衛門
十五代酒井田柿右衛門
その他、展示作品の一部
注:会場内の画像は主催者の許可を得て撮影したものです。
現代有田の名匠作品展
発行:東武百貨店池袋店
撮影:大屋孝雄
協力:有田陶芸協会
有田焼創業400年事業実行委員会