*新国立 工期重視でA案
デザインなど優勢のB案破る
(朝日新聞:2015年12月23日朝刊)
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場は、業者2チームから提案されていた設計・施工案のうち「木と緑のスタジアム」を主なコンセプトにしたA案で建設することが22日に決まった。
A案は木材と鉄骨を組み合わせた屋根で「伝統的な和を創出する」のが特徴で、総工費1490億円、16年12月に着工して19年11月に完成予定。五輪時は6万8千席で、8万席への増席が可能だ。
B案は建築計画やユニバーサルデザインの計画、日本らしさなど、9項目中五つでA案を上回ったが、施設計画の配転が各70点と低く、総合点で及ばなかった。
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