永青文庫で「春画展」を観てきました! | とんとん・にっき

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永青文庫で「春画展」を観てきました。夜8時までやっているというので、のんびり行ったら永青文庫に着いたのが4時30分頃になってしまいました。思っていた以上にたくさんの人で、狭い永青文庫の展示場の中は混んでいました。老人から若者まで、女性は半数以上、若い男女二人連れも目に付きました。






作品の一部:チラシより

上:喜多川歌麿「歌満くら」大判錦絵

中:鈴木春信「煙管」中盤錦絵

下:「狐忠信と初音図」(春画屏風)、二曲屏風一隻


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春画展

浮世絵春画は人間の性愛を描いた浮世絵(肉筆画、版画、版本)の総称です。江戸時代を通じて制作された浮世絵春画は、2000点から3000点にのぼるとされ、大名から庶民まで貴賤を問わず、老若男女に愛好されました。人間の自然な営みである性を主題とする絵画は、古今東西にわたって広く存在しますが、その中で日本の浮世絵春画は質量ともに群を抜いており、まさに世界に誇るべき美の世界を創出しています。本展は日本初の春画展として、海外は大英博物館およびデンマークから、また、日本の美術館や個人コレクションから「春画の名品」を集め、前期後期の二期に分けて展示いたします。渓斎英泉、歌川国貞、月岡雪鼎、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、葛飾北斎など、浮世絵の大家たちによる作品のほか、徳川将軍や大名家の絵師・狩野派の肉筆作品など、幅広い展開をオリジナル作品で鑑賞できます。世界が驚嘆した“春画って凄い”を再発見してください。広く愛された春画を楽しんでいただければと思います。日本初のこの貴重な機会をぜひご堪能ください。


「永青文庫」ホームページ


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朝日新聞:2015年10月9日朝刊

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