フランス・モンサンミッシェル | とんとん・にっき

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7月23日、朝日新聞の夕刊に、「島の美景・守る架け橋」と題して、モンサンミシェルの新しい橋が開通したという記事が載っていました。世界遺産「モンサンミシェル」へ行ってきました。フランス旅行の4日目、4月26日のことでした。フランスで一番人気の観光地です。朝日の記事に誘発されて、以下にモンサンミシェルについて書いておきます。


中世、この地に修道院が築かれて以来、巡礼の地として栄えてきました。島はもともと陸続きで、森の中にそびえる山でした。ところがあるとき津波がこの森をのみ込み、山は陸と切り離され、島となってしまったという。この付近一帯は、潮の干満の差が激しいことでも知られています。満潮時には驚くべき速さで潮が満ち、島全体が水に囲まれます。このため修道院を訪れようとした数多くの巡礼者が命を落としたという。(地球の歩き方2014-15フランスより)


島と一体化してそびえ建つ修道院。966年に建築が始まり、数世紀にわたって増改築を繰り返してきました。そのためさまざまな建築様式が混在した独特のつくりとなっています。岩山の急斜面にさまざまな建物が配置されているので、内部は迷路のようです。





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モンサンミシェルを背景に乗馬を楽しむ人たち


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モンサンミシェルの見えるレストラン「ルレ・サン・ミシェル」での食事

突然雨が降り出し、モンサンミシェルがかすみ始めました。


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地平のかなたはブルターニュ。手前の草原は近くの埋め立て地ボルダー。モンサンミシェルは花崗岩の島にそびえている。尖塔を持つ王冠のようなモンは天、地、海。そして建築との間に生まれた愛を示す。


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上空に舞うかもめから見たモン。西側の修道院聖堂のクラシックなファサードと広いテラス。ここからはトンプレーヌ岩、コタンタン沿岸、天気が良い時は遠く英仏海峡ととショセー島まで見える。南側のテラスからはブルターニュの眺めが開け、花崗岩の丘で古代から湿原に囲まれているモン・ドル(63m)が見える。1790年に区画されたモン市はモンの2ヘクタールの土地だけでなく陸地側の397ヘクタールの農業用地を含む。


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モンサンミシェルの夜景


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19世紀終わり頃のデッサン。モンの外観(左から右へ、上から下へ)東方、日没、セプタントリオン、ミディ。
復興工事は多くの多用な内容が予定されていた。建築家エドゥアール・コロワイエは教会の3つのロマネスク様式の張り間とトリニ僧院長が建てたファサードの二つの塔を再現しようとした。

デッサン:エドゥアール・コロワイエ

羽根ペンと水彩、1873年(パリ、MAP)


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「島の美景・守る架け橋」

22日、フランス北西部の観光地モンサンミッシェルで開通した新しい橋を歩く観光客。長年、海に浮かぶ修道院の荘厳な姿が観光客らを魅了してきたが、1879年に完成した陸地と島を結ぶ堤防道路の影響で、土砂が堆積。満潮時でも島が海に囲まれる日が激減してしまったため、潮の流れを妨げにくい橋の建設が進められていた。

朝日新聞:2014年7月23日夕刊


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「モン・サンミシェル」

コレクション

ガイドブック

表紙の写真

モン・サンミシェルの南正面





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