「魂萌え!」と「風味絶佳」が受賞! | 三太・ケンチク・日記

「魂萌え!」と「風味絶佳」が受賞!

婦人公論文芸賞、桐野夏生さんの「魂萌え!」に
第5回婦人公論文芸賞(中央公論新社主催)は22日の選考会で、桐野夏生さん(53)の「魂萌(たまも)え!」(毎日新聞社)に決まった。受賞作は、夫の急死で世間の荒波に投げ出された熟年世代の主婦が、伴侶の裏切りを知り、様々な人生模様と出合いながら自立していく長編。選考会では、「59歳の主婦の内面がよく描けている。現代的テーマで小説に気迫がある」「魂の成長小説」などと評価された。副賞100万円。授賞式は10月21日、東京・丸の内のパレスホテルで。
読売新聞:8月22日


谷崎賞に町田康氏「告白」・山田詠美氏「風味絶佳」
第41回谷崎潤一郎賞(中央公論新社主催)は23日、町田康さん(43)の「告白」(中央公論新社)と山田詠美さん(46)の「風味絶佳」(文芸春秋)の2作に決まった。副賞各100万円。「告白」は、河内音頭にも歌われる明治時代の猟奇的事件を題材に、殺人者の内面を徹底的に描いた。読売新聞に昨年3月から1年間連載後、単行本化された。「風味絶佳」は、とび職や清掃業、火葬業など肉体労働に従事する男たちの六つの恋愛を描いた短編集。選考会では「告白」について、「『大菩薩峠』のような非常に大きな作品。テーマと文体が見事に一致した」、「風味絶佳」は「一編一編がオードブルの味わい濃密な詩情を醸し出している」と評価された。贈呈式は10月21日午後6時から、東京・丸の内のパレスホテルで開かれる。
読売新聞:8月23日


町田康の「告白」、読んでないですね。2000年の芥川賞を受賞した「きれぎれ」は読みましたが。内容紹介によると、「人はなぜ人を殺すのか――河内音頭のスタンダードナンバーで実際に起きた大量殺人事件<河内十人斬り>をモチーフに、永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。殺人者の声なき声を聴け!」というものらしい?本の題名は知ってはいましたが、 あまり関西系は好きでないので、今まで敬遠していました。


過去の記事はこちら
桐野夏生の「魂萌え!」を読んだ!
山田詠美の短篇集「風味絶佳」を読んだ!