岩野亮介展「肖像の研究2」 | 三太・ケンチク・日記

岩野亮介展「肖像の研究2」

岩野亮介展・案内の葉書

中央区入船の「アートスペースモーター」だというので、地下鉄、東京メトロを乗り継いで八丁堀まで行って来ました。新富町でもよかったんですが、まあ、あの辺は地下鉄が網の目のように通ってるんで、ちょっと歩けば次の駅に着いちゃいます。帰りに地下鉄の構内でもらったチラシを見てみると、「東京メトロ全線1日乗り放題」という一日乗車券大人710円であるんですよ。なんだ、もっと早く気がつけば安くすんだのにと、帰ってきてチラシを見て気がつきました。しかも、その券を見せるだけで、30もの美術館や博物館が割引してくれます。これはうまく計画して使えばおトクなんじゃないでしょうか。まあ、僕の場合、いつも行き当たりバッタリですから、とても計画通りには進みませんけど。

 

そんなことはどうでも、「アートスペースモーター」で行われた「岩野亮介展・肖像の研究2」へ行って来ました。いただいた葉書の案内図がわかりにくい地図で、同じように会場を探している人から声をかけられて、一緒になって探し、なんとかたどり着きました。その葉書には「6時30分よりささやかなパーティーを開催します。どうぞお越しください。」とあったので、図々しくもその時間に間に合うつもりで行ったのですが、会場に着いたのはやはり15分ぐらい遅れました。狭い会場はもう人でいっぱいで、人をかき分けないと奥まで行けませんでした。どうも今回は写真展のようなので、壁に掛かっている作品を見ながら、持ち前の図々しさでなんとか奥までたどり着いたらビックリ仰天、なんとそこには赤いワンピースを着た女の人が椅子に座っていました。

 

 


 


 


岩野京介さんは1960年生まれの彫刻家です。写真のモデルとしての彫刻を作り始め、2004年に銀座の画廊で「青空娘」を発表、その時も案内があったので見に行きました。そして2005年「肖像の研究2」を発表、今回の写真展になったわけです。木の彫刻からわき出る暖かさのせいか、人なのか人形なのか、風景の中にその人(人形)がいると、その人が人形だからこそ、観る側に豊かなイメージを起こさせてくれます。と、まあ、なにを言っても、とても言葉では言い表せない不思議な世界です。撮ってきた写真を掲載しますので、不思議な世界を味わってみてはいかがでしょうか。