こんばんは!!

 

いつもツイッターで教えている津軽の言葉について、今日はこちらでも紹介していこうと思います。

私の出身は「五所川原市」というところで、青森県でもかなり訛りがきつい地域です。

有名人は、吉幾三、太宰治、三上寛(わかる人いる?)

松山ケンイチはむつ市なので、ちょっと言葉が違います。でもテレビで観るとイントネーションに親近感が沸きますね。

 

単語についてはありふれているので、今日は津軽弁の「語尾」についてご紹介します。

 

頻出語尾①「びょん」「びゃあ」

【基礎知識】

おいしい=め/めぇ

だめ=まいね/まい/まいん

 

①「これおいしいだろうな」

=これめびょん

②「これおいしいでしょ」

=これめぇびゃあ

③「これはだめでしょうね」

=こいだばまいねびょん

④「これはだめだよ」

=こいだばまいびゃあ

 

①③推定の助動詞『びょん』=~だろう

おそらく、津軽弁がフランス語に似ていると言われる所以の語尾第一位でしょう。

「~~だびょん」の形でよく使います。

(例)これってあれじゃないかな

→こいだばあいだびょん

発音は、(_ _ _ / _ _ _ /)です。「ば」と「びょん」が最後の/です。

 

②④念押しの終助詞「びゃあ」

これは地域によってもいろいろな形があります。

(例)これってあれじゃん

1こいだばあいだびゃあ

2こいだばあいだべや

3こいだばあいだばん

3を(_ _ _ _ _ _ _ /)と発音するとフランス語っぽいですね。

「ばん」が/ですね。

 

頻出語尾②「(だ)っきゃ」「(だ)はんで」

【基礎知識】

ちょっと=わんつか/わんか/あんか

とても=たげ/がっぱ/わった

暑い=ぬげぇ

恥ずかしい=めぐせぇ

 

①今日ちょっと暑いよね~

=今日わんつかぬげぇっきゃ~

②今日は暑くなるからね~

=今日だっきゃぬげぐなるはんでな~

③こんなの着たら恥ずかしいじゃん?

=こったんず着りゃたげめぐせっきゃ~

④ねぇ~~恥ずかしいからだめ~~

=なぁ~~めぐせぇはんでまいね~~(※甘えた口調で言ってみよう)

 

①③念押し、同意の終助詞「(だ)っきゃ」

びゃあと同じ場面で使うことができます

「こいだばあいだっきゃ」

2つとも言い方によっては、「ほれ見たことか」みたいな使い方もできます。

(例)

なぁなして今日長袖着てきたんずや。ぬげぐなるって言ったびゃあ(言ったっきゃ)。

 

②④順列原因の接続詞

これはよく使うので、覚えておくべき接続詞です。もちろん語尾としても多用します。

(例)

だから言ったでしょ。

→したはんで言ったべや。

お前は俺の友達だからな。

→なぁだっきゃわぁのけやぐだはんでな。

 

「だから」を「だはんで」に置き換えると、全てがうまくいくでしょう。

『伊代はまだ、16だから』も、

『伊代だっきゃまだ、16だはんで』となります。

 

語尾に使われる「だっきゃ」が文中に出てくると、「~は」と同じ使い方になります。

 

これを第二言語として学べとなると、たぶんですが英語より難しいんじゃないでしょうか?

→こいば第二言語として学べってせば、たぶんだばって英語よりむずがしいんでねべが?

このように、日常会話レベルだとそうそう難しい言葉が出てくるわけではありませんので、警戒しなくて大丈夫ですよ。

おばあちゃんレベルの日常会話はわからないと思いますが。

 

【復習】

①びょん

②びゃあ

③だっきゃ

④だはんで

 

明日はフランス人になったつもりで、おいしいものを見つけたときに

「こいだばめびょん」

を使ってみよう^^

比較級→「こいだばたげだばめびょん」を使うとよりフランス人に近づきますよ!

 

それでは~^^