「おみおくりの作法」
原題が Still Life
2013年のイギリス・イタリア合作の映画。
監督・脚本・製作 ウベルト・パゾリーニ
英語のStill Lifeの意味は、「静物」いう意味でー
よく画家や写真家の絵や写真にも「静物画」と
タイトルをつけたりしているよね。
動いていないもの、動かないものーとしての
静物。
私はWOWOWオンデマンドで年末に何を観るか〜
ん〜全然、観たいやつ無いなぁ〜!などと探しているとき
たまたま「おみおくりの作法」を見つけて。
https://www.wowow.co.jp/detail/107273
何の予備知識もなく、ただ「静かそうな映画だな…」
そう思って、観てみた。
結果、
静かで強くて超現実なのに
心のある人はいて
霊魂(非現実のファンタジーといわれる)もあるとは
こういう事なんだなぁ…と
心に沁みた。
個人的にモッくんの出ていた映画「おくりびと」
みたいなのかな〜と感じながら観始めた。
だけど、少し違った。
そして昔見た黒澤明監督の「生きる」にも雰囲気が似ているし
そのイギリス版リメイクの「生きる」にも似ているような…
でも、違った。
それらの映画よりも突出していたのが、
今回観た「おみおくりの作法」の俳優さんが演じる
孤独感、だった。
孤独が絵に描かれた静物画のよう、だった。
もう…
凄いのよ…
孤独が。
瞬間凍結されたみたいな孤独が。
セリフも少なくて、
それなのに理解(分かる)人には分かる
静かな空気感。
お墓参りが好きな私としては、
最期のシーン、、、。
夜中に
一瞬、号泣しそうになって
布団で口をギュっと押さえた。
しんみり映画、
そして忘れられない。
そんな良い映画だった。
映画の余韻がまだある今日、
Yahoo!ニュースでこのニュースを見たの。
映画と関係しているな…と思ったので、
貼っておきます↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/57f45ae6de13df4ee86129d9c44df41e021edbf0