ハイウェイの彼方に | pacoの日記

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小さな港町
からの
ひとりごと





久々に、イーサン・ホークの映画を観た。




(関係ないけど、イーサン・ホークとはおんなじ学年だった爆笑






いい映画、だった。











「ハイウェイの彼方に」だ。



原題 Adopt A Higway 

   アダプト ア ハイウェイ  



英語トレーラー









まぁ、トレーラーとか見なくっても


ロードムービー好き、


ヒューマンドラマ好きには観てもらいたい。





誰かの旅に、


人生の旅に、


ひっそり同行できる。





スクリーンの側で無言の私たちは、


目に見えない天使のように


旅人に付き添う。




そう


守護天使にさせてもらったような気にさせられる、


そんな映画だった。






愛だよ、愛。


愛の循環の物語。







愛と言えばーー


イーサン・ホークが出てるラブストーリーものに



私の好きな、

「ビフォア サンライズ」

「ビフォア サンセット」

「ビフォア ミッドナイト」の3部作がある。



(↑英語で書けよっ!って感じだけど

とりあえずカタカナであせる










こちらは小説を読むくらい

ウィットに飛んだスクリプト・セリフが満載だ。



ここまで「言葉」で「知性」で「恋愛」出来るなんて…

ホンマ、人間くらいだな‼︎と

私を唸らせた大作だった。



大人の恋愛映画だ。



ビフォアシリーズをご存知の方なら分かるだろうけれど・・

イーサン・ホークの弾丸トークったら‼︎




でも。



それは今回の「ハイウェイの彼方に」では

全くと言っていい程 

鳴りを潜めている。




ハイウェイーでは、セリフが少ない。




その点は大丈夫かな…

ビフォアのイメージ払拭出来るかな?と

少し心配したけれど

実際は、杞憂に終わった。



さすがはそこは、実力ある俳優さんのなせる技!




で・・


どんな内容の話なんか書いてなかったけれど




これは若い頃に罪を犯して

刑務所に20年くらい服役してーー

それでやっと!出所した男の人の

これから、の人生の物語やねん。



そして映画を理解するにあたって、

この映画には日本人には余りなじみの無い

2つのポイントがあるから

書いておくね。







雷映画の始まりにも出てくる言葉


「スリーストライク‼︎ 

アンド、ユー アー アウト!」


「三振したら、それで終わりやでっ‼︎」


これは


アメリカで1990年代に作られた法律で、


三振法 っていうの。




州の法律で、

犯罪を2回して、次に3回目も悪さして有罪になったら

その者は犯した罪の種類に関係なく

終身刑になる、というもの。



3回目はたとえばピザ一枚を盗んだとしも、終身刑。



この映画の舞台であるカリフォルニア州は、

昔は三振法に関しては一番、厳しい州であったらしい。


(今現在は、この法律も改訂されたりして

終身刑にはならない時もある)





それと、原題にもある


雷 


「アダプト・ハイウェイ・プログラム」


これは1985年にアメリカで作られた

「公共施設の里親制度」というプログラム。


世界的に広がる制度で、

日本でも地方自治体などで導入例がある。

ボランティア活動をよくされている方は

耳にしたこともあるかもしれない。




英語のアダプト=里親、里親になる

という意味だ。



このハイウェイの里親プログラムというのはー



・放置されて汚くなったり手付かずの

ハイウェイ(道路)や公園や河川などを

皆んなの「子供」としてみたてる。




そして

一般市民がそれらの「里親」となって

ボランティアになり

清掃活動などを行う。



(見放された子供)を地域とみたて、

それを「育てていく」行為・プログラムのようだ。






原題の


Adopt A Highway  (ハイウェイの里親になる)


その意味が、ここにある。





ちょっと固い内容のことを書いたけれど、


その2つのポイントを知っておくと


より、深く映画の内容を理解できると思う。




映画自体は固いこともなんともなくー


ただ人生の不思議と無償の愛を感じさせる


温かい内容 だ。








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