批判屋。 | pacoの日記

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小さな港町
からの
ひとりごと




昨日、知らない人の書いた文章に偶然出会った。


ネットサーフィンをしていた時、検索の言葉で引っかかった。


よくある事だ。


だけどその人の文章や文体や中味が


最初は惹きつけられるものだったので、読み進めた。



よく「作られた」文章。


読ませる。


作られた、というより整頓された?と言うべきか。



一文が何文字、きっと25文字くらいで纏められている。


そういう文章は人に読ませるのに疲れさせず、


かつ読ませ「易い」らしい。


ライタースクールに行っていた友達にそう聞いた。



文を作って仕事をする人にはそれなりの、


ある程度の決まり事みたいなもんがあるらしい。


もしくは「読ませる」文章を書ける人は、


生まれもってその才能と技量があるのかもしれない。


身体が知っている。


そう書くと、きっと一文25文字と言うのはー


ゆっくり呼吸をする時のリズムと似ている。


吸ってーー


吐いてーー。


その間合い。



・・ね、ここまでの文章。

割と読み易いでしょ?

その一文25文字以下くらい、で纏めてあるんだ。



でも・・

何も オモロナイ。




そう言う私もいま、おもんない文章を書いている。

きっちりと文章を書ける人からすると、

怒られる。



けど私、文章を書くのが下手だから 

それにまあ・・

上手く整頓された文章で読ませるのを目的としている訳じゃぁないから、

それでいい。



そのルールとやらにしたがって、

書いてみようか。



ブチブチ。

ぶちぶち。

そんな擬音が似合う文・・・



ギリギリ・・


ブチブチ・・


ドロドロ・・


ポツポツ。




私は荒削りな人間の、

血と汗と涙と

可笑しさと悲しさと焦れったさと苦しさと。

そんなものが混じった文が

好き。




何がオモロイって、


何が動かされるってーー


そんなその人の裸の切れっ端が入ってる。


肉と魂の破片が入ってる。



読み易い文章・惹きつける文章を意識しなくても、


音にもならない魂の叫びが言葉に現れる。


それに興奮する。


私も「あぁ・・生きてる」って感じさせられる。


私はそんな文章が、好きだよ。




なんだっていいんだ。



書き殴れ。



そこから。