当初は癌だなどどは告知されていなかったので気楽なものだった・・・・
僕は電気メーカーH製作所のIT部門に子会社から勤務していた、
「婦長さんはお堅い仕事についてるのね、個室のF本さんのTVの映りが悪くて直してくれないかしら」
なんて家電の事ならなんでも分かると思っているようだった。
F本さんは郵政省の官僚のようで落ち着いたたたずまいを感じる人だった。
なんの事はない同軸ケーブルの接触不良でものの5分でTVは映った
翌日豪華な菓子が僕の病室に届いていた・・・・・お礼が言いたいといっていたそうで
次の日F本さんは退院していきましたが、1日も休まず職場に復帰したのが災いしたのか
翌週深夜にまた戻ってきて、早朝にお亡くなりになりました。
個室の前では美しい娘さん2人と奥さんが泣き崩れていた。
その個室に12時間後まさか自分が同じベットの上に寝るとはその時は思いもしなかった・・・・・