はぁ~、月曜日が始まってしまった・・・。
身体の痛みはまだ残ってるし、なんだか面倒くさいことがあって学校に行く気分になれないわ。
とは言え登校拒否するわけにも行かないのでとりあえず登校する。

今日は月曜日なのでクラス替えがある。
自分のクラスをチェックする。
午前中のクラスが一人増えてる・・・ロイキだ。
彼は相当出来るはずなんだけどなぁ・・・。
午後は先生が変わってる!私の大好きな先生♪
そしてスパニッシュと思われる、見たことのない女性の名が・・・新入生だね。

教室に行くといつもの通り誰も来てなかった。
いつもの通り窓を開けて窓際に座ってクールダウン。
今日は扇子がないから(シンディーローパー風お姉さんにプレゼントしたから)下敷きでブンブン扇ぐ。
そしていつもの通りオントナがやって来た。
今日はいつもの綺麗なお顔だ。
「おはよう」
とだけ言ってブンブン扇ぐ。
オントナが私の隣にやって来て、今日は率直に
「サラはまだ来てない?」
と言う。
「いつもの通りまだだよ。でもちゃんと来るから安心しな」
と言うと
「違うんだ。もう俺はサラは諦めたんだ」
と言うではないか。
「どした?何があった?」
と聞くと、どうやら彼、サラの彼氏の存在にやっと気付いたらしい。
彼女とフェイスブック上の友達になり、そこに掲載されている彼氏とのラブラブ写真を見たらしい。
あれを見ちゃぁねぇ・・・(笑)
ってか今まで彼氏の存在に気付かなかったのがおかしいけどな。
「そんな事で諦めるんだ。そんな程度だったんだ、彼女への気持ちって」
と素っ気なく言ってみる。
「そんなことないよ。でももう彼女は帰るし、そもそも彼女の心は彼氏のことしかないってわかったんだ」
と悲しいことを言う。
「だから俺はもう諦めるんだ。自分がこれ以上苦しくならないようにね」
と笑いながら言った。
なんだかとてもいじらしく愛おしく思えてきて
「私の愛する息子~!またいつでも恋はできる!」
って言って抱きしめてやった。
それに対してオントナは
「ありがとう、お母さん!」
って言ってほっぺにチューしてくれた。
デジャヴ?と思っていると、オントナがなんだかニヤニヤ笑っている。
「何?」
と言うと、
「鏡・・・見てみ」
と言うので見てみたら、私の顔に血がついている!
これは・・・ハロウィンの夜の血糊だ!
ハロウィンパーティーの夜も別れの挨拶にチュッチュしたのだが、そん時もやつめ私の顔にわざと血糊を付けやがった。
今朝も仕込んできたのかと思いきや、手に付いた血糊が取れないと言う。
「わざとじゃないよー」
と言いながら笑うヤツが可愛い。
やっぱ若いっていいな♪

そうしているとみんな登校してきた。
が、先生だけ来ていない。
もう授業開始時間は過ぎている。
ふと窓の外を見ると、今まさに先生が出勤してきたところだった。
「先生、今来たよ」
と私が言うとオントナが走ってきて大きな声で
「先生——!おはようーーー!」
と声を掛ける。
朝の光を浴びながら無邪気な笑顔で笑うオントナは本当に綺麗。
辛いこともあったけど、その笑顔ならまた何度でも恋はできる・・・。

ブレイクタイムの時にはオントナはサラと距離を置いていた。
何も知らないでベラベラとフランス語で話しているのはアレキだ。
アレキはまだサラの彼氏の存在を知らないようだ。
オントナが言うとも思えない。
アレキは今が一番幸せかもね、今日はサラを独り占めだもの・・・。
そんなアレキをよそに、私はオントナ、ロイキと話していると、ロイキが今日のお弁当を見せてくれた。
なんと、手作りラタトゥイユ!
ってかラタトゥイユってフランス料理だったっけかな?
とにかく、自分で作ったというラタトゥイユは形こそ崩れていたが、とても美味しそうなハーブの香りがしていた。

ランチタイムにロイキがラタトゥイユを分けてくれた。
ものすげー美味しい!!
どんな味が正しいラタトゥイユかは知らないけど、とにかく美味しかった♪
香りと同じく、ハーブの味が口の中で広がってとても爽やかな美味しさ!
私が美味しい美味しい言っていると
「今度レシピを持ってきてあげる」
と言ってくれた。
作るかどうかは別としてね・・・。

午後の授業は大好きな先生の授業なので先週とは打って変わって気持ちが軽い。
午後の授業の新入生、スパニッシュのカルメン。
なんてTHEスペインなお名前なんだろう・・・ってのが第一印象。
そしてものすごいテンション高。
そしてものすごいお喋り好き。
そしてものすごいスパニッシュなまりの英語。
なんだか懐かしい感覚・・・そうアリシアだ。
彼女を鮮明に思い出した!
ノリ的なもんがそっくりアリシアとカルメン。
よくよく聞くと、アリシアとカルメンはスペインの同じ町出身だった。
そしてそして驚いたのが、この日、久しぶりにアリシアからメールがあった。
全て偶然なのだろうか?

今日は午後の授業が終わったら日本人のSちゃんとデート。
Sちゃんは今週末には日本に帰るので、そのお土産を買いに行くのだ。
「お土産ってどこで買えばいいですかねぇ?」
と聞く彼女に
「プリマスっぽいものならバービカンのデカいお土産屋さんにあると思うよ」
と言って、私も暇だったので一緒に行くことにした。
彼女はバービカンは行った事が無いと言う。
一番の観光地なのに!と言いながらも、彼女をちゃんと案内してあげれば良かったと反省。
普通の人はサラみたいに勝手に男子たちが連れて回ってはくれないからね。
「私についてきな!」
とタンカをきって出発して、気がついたら元の道に帰って来た。
あれーーーー???
大爆笑するSちゃん。
笑ってくれて助かったけど。
仕方ないから道行く人に聞きながら行ったら、一番最初の出発地点からものすごく近かった。
そう、近かったはずなのになぜだか小1時間経っても到着しなかったからおかしいと思ってたんだよねー。
ブツブツ言いながらもバービカンのお土産屋さんに到着。
そこでお土産を物色し、デボン地方らしいお土産を見付けて買っていたSちゃん。
「良かったー♪おかげでいいお土産が買えました!ありがとうございました!」
と頭を下げられたが、こちらこそすみません・・・みたいな(笑)
帰りはSちゃんに案内されながら帰った。
私はほとほと方向音痴らしい・・・。

ハロウィンパーティーの筋肉痛と、ムダに歩いた痛で今日も足腰ガクガク。
すっかり日も暮れて真っ暗な中帰宅する。
帰宅するとすぐに夕食の時間。
疲れ過ぎてあまり食が進まず・・・全部食べたけど。
食後はすぐに部屋に戻り宿題に取りかかる。
今日は宿題が山ほど出ているのだ。
腹立つくらい・・・。

今夜はサラもホストマザーもお出掛けってことで、お楽しみのお風呂ターイム!
週に2回、ホストマザーが夜にお出掛けするので、その時は湯船に湯を張って、一人でゆっくりお風呂を楽しむのだ。
ゆったり湯船に浸かって足腰の痛みを揉みほぐそう・・・あぁ、こういうのってババくさい・・・。

今夜は外が台風みたいな暴風雨。
サラちゃん大丈夫かしら?・・・って、彼女はちゃーんと男子に送ってもらえるから安心ね♪