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ぼたんのひとりごと

マイケル・ジャクソンについて語る

映画”グレース・オブ・モナコ”を観て来ました。


モナコ、レーニエ三世と結婚したとても美しい女優グレース・ケリー。女優として、もっと活躍して欲しいくらいにステキな人。ケリーバッグ、そのものの人。私の認識はその程度でした。マイケルとも親しかったステファニー王女のお母様でもあるので、少しは、興味はあったのですが、ダイアナ・ロスの自伝を読んで、なぜかモナコ公妃にたどり着きました。


ダイアナ・ロスはどうしても撮りたい映画があり、それは、ジョセフィン・ベーカーという黒人の歌手の伝記。最近、某国営放送局で紹介された戦前の古いフィルム、白黒の映像をカラーにする取り組みがヨーロッパで始まっているようで、その中の映像に、褐色のビーナス、ジョセフィン・ベーカーの映像がありました。不幸な生い立ちでありながら、歌手・ダンサーとなり、人種差別の酷いアメリカでの生活を捨てて、フランスに渡り成功を収めた人。


ダイアナ・ロスは、ジョセフィン・ベーカーの伝記を読んで、どうしてもそのストーリーを映画にしたかったらしく、その主役を演じたかったそうで、独立してからはずっとその夢を実現させるために奔走したけれど今日まで実現せず。(来年、この映画がアメリカで制作されるような噂もききました。ダイアナ・ロス主演じゃありません。)

そのジョセフィン・ベーカーを調べてみると、なんとモナコ公妃、グレース・ケリーと交友があったとのこと。

グレース・ケリーの生家は事業に成功した裕福な家庭であったものの、ソサエティには入れなかった。なぜならアイルランドの移民であったから。。アメリカって肌の色だけでは無い差別も多くあるのですね。


小国のモナコが、フランスのド・ゴール大統領時代、占領されるかもしれない、フランス領になってしまう!その危機の間際に、かねてから予定となっていた公妃主催の赤十字の晩餐会がモナコで開かれる。その晩餐会を利用し、各国の首脳、ド・ゴール大統領も招き、主催者のグレース公妃がとても意味深いスピーチをする。世界的に有名な元女優のスピーチは大きく報道され、フランスは、モナコを占領することを断念せざるをえなくなる。


アメリカで自由に振舞っていたグレースも、モナコという歴史ある小国に嫁ぎ、その息苦しさから抜け出すために女優復帰を選択するか、否か、ハリウッドからはヒッチ・コックも誘いにくる。女優復帰をレーニエ大公に承諾を得て内密にすすめていくが、身内の裏切り、レーニエ大公、夫の姉がフランスと裏で手を結び、マスコミに大きく報道されてしまう。世界的に知られることとなり、モナコ国民からは批判が続出。義姉の裏切り、それは自分の息子を継がせるため。

女優復帰を断念し、ハリウッド映画で演じるのではなく、グレースはここで公妃として自分の役どころを演じることを選択します。その晩餐会でのスピーチが実を結び、モナコはフランス領とならずにすむ。


で、ジョセフィン・ベーカーとグレース・ケリーは親友であったそうで、その結びつきは↓
http://s.ameblo.jp/audrey-beautytips/entry-11283893054.html

『1951年、米国ではまだ人種差別がひどく、映画館などでは、白人と黒人の座席は分けられているところも。ケネディ家やアーネスト・ヘミングウェイ、チャーリー・チャップリン、フランク・シナトラ、マリリン・モンローらが常連であり、「イヴの総て」をはじめ、映画やドラマにも登場する名店は米国人黒人女性の入店を断りました。女性は猛烈に抗議しており、22歳のグレースは人種差別的な事件に嫌悪感を覚え、自らのパーティの中、面識のない女性の手をとると、一緒に店を出るという行動に出ました。』
(上記アドレスより引用)


その面識の無い黒人女性がジョセフィン・ベーカー。すごいですね。ダイアナ・ロスの子供の頃は,アメリカの南部ではまだ人種隔離政策がされていた時代。マイケルが生まれる前にこのような行動をとったグレース・ケリー。モデルとしても活躍し、51年にはブロードウェーデビューも、映画にも初出演、そのときにこのような行動が出来る女性。


映画のプログラムを買って読んでみると、グレース・ケリーはポートピア’81で日本を訪れた際に京都の日本庭園をとても気に入っていたとのことで、レーニエ公は、グレース・ケリーの遺志を継いでモナコに日本庭園を完成させたそうです。


ステファニー王女は、なかなかのヤンチャな王女様で、若い頃はモデルになったり歌手になったり。

マイケルは、ステファニー王女より、亡きモナコ公妃や日本庭園のほうにとても興味があったような気がします(?)。






ジョセフィン・ベーカーの歌は見つからないので、ナット・キング・コールの歌声で。
マイケルにとっては、日本とアメリカでしょう。


映画の中での緊迫した場面の晩餐会、そこでグレース公妃がスピーチする内容に涙があふれてきてしまいました。もしかしてマイケル???マイケルが言っているの?マイケルのメッセージと思うような内容で、グレース・ケリーには申し訳ないのですが、マイケルを思い浮かべて泣いてしまいました。
ハリウッドの映画、CGや残酷、複雑、内容は薄っぺらくて大げさな作品ばかりが目立つ今日この頃。この映画は地味でシンプルでサッパリとしていて、物足りなさを感じる人も多いでしょうが、私には、久しぶりに爽やかな洋画でした。ニコール・キッドマンも綺麗ですが、やはりグレース・ケリーには、程遠い。かなわない。でも、グレース・ケリー役は他には、いなかったのかもしれませんが。