のちほど、が遅くなりました。

やっと中島敦展の感想を書いてみます( ˊᵕˋ )

 

 

9/29に行ってきました、神奈川近代文学館。

入口から敦先生✧

 

 

まず先に、総じての感想を言うと、「ものすごく良かった」

です。自分の中では今までで一番。

 

タイトルに「旅人」とあるので、南洋に関するものが主なのかな?

と思っていたけど、そんなことありませんでした。

故郷を持たず、色々なところに身を置いて、作家になるまで紆余曲折あった

先生の短い人生そのものが旅――という内容でした。

 

 

ワークシートの紙を持って、答えを探しながら展示を見てまわるので

皆さんじっくり見ておられる方が多かったです♪

 

昔からのファンらしき方、文スト好きなのかな~という若い女の子

「どこから来たの?」と思ってしまうような、すごく美しいお兄さんとか…!

 

きっかけや年齢性別関係なく、色んな人と、今同じように敦先生の作品、人生、人柄に

こんなに熱心に集中する時間が持てるのは、展示会のすばらしさだなぁ…

と鼻の奥をツンとしつつ、わたしもじーっと見てきました。

 

あ、今回はひとつ、横浜高女の生徒さん達の言葉が目立っていて、

先生のモテっぷりが披露されてたように思います。

奥さんの話とか聞いても、、いや、あれはモテるよね、、

ううっ。(恋心で複雑

 

 

ほんとに中島敦という人は魅力的な人ですね。

私は最初、病弱だったり、どこか聖人のようなイメージから入ったので

知っていくごと驚いて、好きになっていきます。

 

恐ろしく頭がよく、物静かで、真面目、几帳面なイメージ通りな所と

半面、ズボラなところもあるし、大胆で、明るく楽しいことが好き。

奥さんに甘えることもあれば、食いしん坊だったり( ˊᵕˋ )

「普通の一人の青年だったんだなぁ」

と、ふと不思議に思ったりもします。

 

残された作品といっしょに、先生自身の魅力も沢山伝えてもらえるから、

こういう展覧会は本当にありがたいです。

 

今回、浮き出る文字やオブジェの演出もかっこよかった。

個人的にはやはりメモ帳とか、私物が一番かな♡ 

先生の字が大好物なので……!

あ、最後に文スト、バケモノの子コーナーもありました!

 

「中島敦は、どの文豪よりも主人公」

 

という、朝霧先生のコメントがあって。

私は昔、逆のことを思ってた…… 

だけど今はよくわかります。

だれよりも主人公。

さすが文ストの原作者さんだと尊敬し、

こういう方に作ってもらえたことを、あらためて感謝しました。

 

 

(ちょこっとつづく)