臨床の詩学/春日 武彦
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この春休みに読んだ本の一冊。

臨床現場における言葉の大切さをテーマに、何か物事を伝える時にその道具となる言葉如何によって、いかに相手への伝わり方が変わるのか、ということが語られています。

自分の中では、いかに自分が思っていることを正確に伝えられるか、ということと、自分が思っていることを、いかに魅力的に相手に伝えるか、という2点が重要だと思っています。

正確にというのは、より緻密にという意味で、魅力的にというのは、ただ緻密にというだけではなく、聴いている相手にとって、それが想像しやすく、かつ面白いと感じられるようなものです。

そう考えると、緻密だからといって必ずしも小難しい難解な言葉が必要なのではなく、いかにありきたりな言葉を、それらの言葉が元々持っていた特性にとらわれずに、ユニークに組み合わせられるか。

ミーハーな感じですが、糸井重里さんの文章なんかは僕がいいなーと思うものの1つです。

ほぼ日の「今日のダーリン」など、読んでて、すとんと腑に落ちる感じがあります。

単純でこなれた言葉を、いかに柔軟に組み合わせて豊かに表現するか。

いい文章は、その文字数よりも行間に沢山のものが詰まっている印象があります。

そんな言葉を、僕も紡ぎだしたいです。