13年間勤めた会社を辞めることにした。
30代なかばであるが、急遽カウンセラーになろうと思い立ってしまったからである。
そして、13年勤めた中での、最後の出張に行く事になった。
日程は一泊二日。
目的は、営業会議と自分の送別会への出席だ。
13年間での最後の出張だし、思い出に残るものにしたい。
そこでこの最後の出張を「デラックス出張」と銘打ち、最後の出張を豪華に華々しく、有終の美を飾ろうと思いたった。
極私的な企画で、勝手に独りでやってろ的なものになるかと思いますが、もし最後まで読んで頂けたら幸いです。
■デラックスその１
本社があるのは大阪。
東京から向かう際、いつもはもちろん新幹線の普通車両に乗っていたのだが、今日はデラックスにグリーン車だ。
ちなみにポイントが貯まっており、グリーン車といえど、料金はいつも通り。
フットレストあり、一列に4シートのゆったり座席。
読みかけていた本を開いたけど、すぐに眠ってしまった。
この乗り心地、さすがデラックス。
■デラックスその２
今回の出張の主目的の一つ、送別会への出席。
今までお世話になった上司、先輩、同僚へお酌をして回りながら、最後の感謝を伝えた。
13年間というのはなかなかに長い時間で、自分としても、相当のボリュームがあったなぁ、と感慨深い。
そんなもんで、今日はとことんまで呑むぞ、と思いじっくりとペース配分しながら呑んだ。
久々のカラオケボックス。
東京では、電車の時間の都合で、いつも9時前には店を出るという、酒飲みにはあるまじき行為を繰り返していたけど、今日はホテル泊まりだし、最後だしと、最終的に3次会まで付き合ってもらった。
普段早々に早引きする俺としては、デラックスな呑みだ。
■デラックスその３
今までお世話になった皆への感謝の気持ちとして、自分でＴシャツを作り、それをじゃんけん大会の景品にした。
商品名に「デラックス」という文字が入っているのだけど、それをそのままプリント。
なので、このもらっても有り難迷惑的なプレゼントが文字通りの三番目のデラックス。
ちなみにこちらは、企画の子からもらったＴシャツ。
世間一般的には、こちらの方がデラックスの価値があると思う。
■デラックスその４
3次会も無事終わり、今晩の寝床であるホテルへ向かう。
ホテルも新幹線同様、ポイントが貯まっており、いつもより豪華な部屋に泊まってみた。
ハリウッドツイン！です。
独りだけど、無駄に二人分。
無駄というのも、デラックスの要素の一つだと気付いた。
これで一日目は無事終了。
↓翌日へと続きます。
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